
相続の手続きは、数が多いだけでなく期限がばらばらです。死亡を知った日から7日以内の死亡届(戸籍法86条)、自身が相続人と知った時から3か月以内の相続放棄、死亡を知った日の翌日から10か月以内の相続税申告と、急ぐものと、財産を調べてから判断するものが混ざっています。
つまずくのは大きく2つです。ひとつは、何から手をつければよいか順番が分からないこと。もうひとつは、期限のある手続きを後回しにしてしまうことです。
急ぎの手続きから片づけたい人は上から、依頼先だけ知りたい人は最後の2本から。必要なところだけ開いてもかまいません。
最初の2週間は、葬儀と役所の手続きが重なります。期限のあるものだけ先に押さえておけば、あとは順番に片づけられます。
手続きはたくさんありますが、先に手をつけるべきは期限があり、過ぎると損をするものです。この記事は、死亡診断書の受け取りから葬儀、役所での届け出までを期限順のチェックリストにまとめています。
世帯主変更届・健康保険の資格喪失・年金の受給停止は14日以内といった細かい期限も一覧で確認できます。手続きを一人で抱えず、家族で分担したり専門家を使ったりする考え方にも触れています。銀行や証券会社への連絡、公共料金やカードの解約まで含めて、抜けやすいものが並んでいます。
全体像を把握して何を先にやるかが決まれば、あとは順番に進められます。
相続の手続きは、期限の近いものから確認するのが原則です。この記事は、死亡届から相続税申告までを期限順に一覧にし、それぞれの窓口と必要書類をまとめています。
急ぐ手続きと、財産や借金を調べてから判断すべき手続きが混ざっている点も整理されています。相続税がかからない場合でも必要になる手続きが分かるので、「うちは関係ない」と思っている人ほど目を通しておきたい1本です。最初に確認すべき3つのことも示されているので、順番を決める材料になります。
自身がどの期限に間に合わせる必要があるのか、一覧で当たりをつけておきましょう。
死亡届は、亡くなったことを知った日から7日以内に提出します(戸籍法86条)。実際には火葬許可証を受け取るために葬儀までに出すので、1〜2日で提出するのが目安です。
この記事では、届出人になれる人、提出先は本籍地・死亡地・届出人の住所地の役所であること、医師が作成する死亡診断書との関係、正当な理由なく遅れると5万円以下の過料になることまで扱っています。火葬許可証は死亡届と引き換えに受け取るため、葬儀の日程から逆算して動くことになります。
死亡届を出したあとに何が動き出すのかまで、あわせて押さえておくと迷いません。
相続の手続きは、どれも「だれが相続人か」を戸籍で示すところから始まります。ここでつまずくと、口座の解約も相続税の申告も先に進みません。
相続でいう戸籍謄本は、現在の戸籍だけではありません。被相続人の出生から死亡までの連続した戸籍と、相続人全員の現在戸籍が必要で、除籍謄本(その戸籍の全員が抜けたあとの謄本)や改製原戸籍謄本(様式が変わる前の古い戸籍)も含みます。
この記事は、種類の違い、本籍地の窓口・郵送・広域交付という3つの取り方、手数料と有効期限までを扱っています。2024年3月に始まった広域交付(本籍地以外の窓口でも戸籍を取れるしくみ)で何が変わったか、使えないケースも確認できます。必要な種類を先に確認しておくと、窓口で二度手間になりません。
そろえるのに時間がかかる書類です。何がどれだけ必要かを、先に見ておいてください。
口座は、亡くなったことを銀行に連絡した時点で凍結されます。銀行が名義人の生死を積極的に調べることはないため、死亡と同時に自動で止まるわけではありません。凍結されると入出金だけでなく、公共料金やカードの引き落としもできなくなります。
この記事は、凍結を解除する流れ、遺言書がある場合とない場合で変わる必要書類、凍結前に引き出したときの扱い、当面のお金が必要なときの対処法まで扱っています。解除までにかかる日数と費用の目安も示されています。
生活費の引き落としが止まる前に、何が必要になるか把握しておきましょう。
相続税の申告が必要になるのは、おもに遺産の総額が基礎控除を超える場合です。基礎控除は「3,000万円+600万円×法定相続人の人数」で計算し、これを超えなければ、原則として相続税はかかりません。
税額が0円でも申告が必要になるケースがあること、申告書の入手方法、提出先は被相続人の住所地を管轄する税務署であることまで扱っています。相続人の確定と財産調査、遺産分割協議で取得分を決めてから申告書を作るという流れも、一本で追えます。
まずは相続税申告が必要かどうか、基礎控除のラインで確かめてみてください。
戸籍・口座・税という書類まわりは以上です。そろえる書類が多くて手が止まりそうなら、早い段階で弁護士に相談したほうが結果的に早く終わります。
手続きは自分でも進められますが、向き不向きがあります。どこまで自分でやるかを先に決めておくと、遠回りせずに済みます。
相続手続きは専門家に頼まずに進めることもできますが、すべての人に向いているわけではありません。この記事は、自分でできるケースと、はじめから専門家に相談したほうが安全なケースを分けて示しています。
遺言書の確認、相続人調査、財産調査、相続放棄の検討、遺産分割協議書の作成、名義変更と相続税申告という作業の一覧も追えます。自分でやるメリットとデメリットも整理されており、期限のある手続きだけは自分で抱え込まない、という線引きの考え方も参考になります。
自分でやるか頼むかは、作業量の全体を見てから決めれば十分です。
代行とは、戸籍の収集や財産の調査、預貯金の解約、相続登記、相続税の申告といった手続きを専門家に任せることです。仕事や育児などで時間が取れない人、相続人が遠方に住んでいる人などは、代行を検討してみてください。
この記事は、弁護士・司法書士・税理士・行政書士・銀行という5つの依頼先を、どんなときにどこへ頼むかの早見表とあわせて整理しています。依頼先別の費用相場と、報酬・実費・登録免許税という内訳の見方も分かります。銀行の代行費用が高くなる理由にも触れています。
相続の手続きは、7日・3か月・10か月という3つの区切りで考えると整理しやすくなります。まず期限のあるものを片づけ、そのあとで遺産の分け方を決める、という順番です。
どの手続きでも求められるのが、被相続人の出生から死亡までの戸籍です。集めるのに時間がかかるので、ほかの作業と並行して早めに動き出すのが安心です。
相続人が遠方にいる、財産の全体像がつかめない、何から手をつけるか見当がつかない。こうした場合は、自分で抱え込むより依頼先を早めに決めたほうが結果的に早く終わります。
急ぐ手続きはどれか、どこまで自分でやれるのか。この2つは、弁護士に初回相談で聞いておくと動きやすくなります。