しみず法律事務所

東京都中央区銀座に事務所を構える清水 卓弁護士（しみず法律事務所）。相続問題は、金額が大きく、当事者同士の感情的な対立が激しくなりやすいため、法律の専門家に相談することが重要とのこと。清水弁護士が大切にしている理念ややりがい、そして過去に手がけた印象に残る案件についてお話を伺いました。（第二東京弁護士会所属）

「若手だからこそ、あえて銀座で挑戦しようと思いました」

事務所設立の経緯を教えてください。

2014年3月に銀座に事務所を開設しました。以前所属していた法律事務所が銀座にあったため、地理的にもなじみがある場所を選びました。若手弁護士があえて銀座に事務所を構えることが、ブランディングにもプラスに働くのではないかという狙いもありました。

事務所の理念や大切にしていることを教えてください。

依頼人の意向を最優先に考え、迅速・妥当・丁寧な事件解決を心がけています。時間は限られているため、妥当な解決を目指しつつも、迅速な対応が大切です。その上で丁寧な対応を心がけています。

相続に注力されている理由をお聞かせください。

家族の形がある限り、相続は普遍的な問題だからです。弁護士として多くの依頼者と関わっていく中で、その方の家族、知り合いの相続の相談を受ける機会が多く、自然と相続問題に注力するようになりました。

相続分野の特徴についてどう考えますか。

相続問題は、遺産の内容によっては扱う金額が大きく、また、親しい人同士の争いなので、対立が激しくなり、当事者同士の話し合いでは解決できないケースも少なくありません。適切な解決へと導くために、法律の専門家が間に入る必要性が特に高い分野だと考えています。

相続に関する豊富な経験と知見、ワンストップでの対応が強み

相続について、どのような相談が寄せられますか。

生前であれば、自分の希望に有効な遺言書を残しておきたいというご相談が多いです。亡くなった後、つまり具体的な相続が発生した後の相談は様々です。たとえば遺言が残されていないケースでは遺産分割の話し合いがうまく進まないといった相談、遺言が残されているケースでは、そもそも遺言の有効性を争いたい、遺言の内容が不公平なので遺留分を請求したい、といった相談です。

相続のトラブルが発生した場合に、弁護士に依頼するメリットは何でしょうか。

先程も述べたように相続争いは感情的な対立が激しく、相続人同士で冷静に話し合うことが難しいことが少なくありませんが、弁護士が間に入ることで、冷静な話し合いが可能となり、法的にも妥当な遺産分割を実現できる可能性が高まります。

相続の案件を手がける際に心がけていることはありますか。

いずれも当然のことではありますが、依頼者に寄り添う姿勢を常に持つこと、依頼者の話をじっくり聞き、わかりやすい言葉で丁寧に説明することを心がけています。

相続分野における先生の事務所としての強みを教えてください。

当事務所の相続分野における強みは3点あります。

まず一点目は、相続に関する経験と知識が豊富であることです。遺言の有効性を争う問題や遺留分の問題への対処をはじめ、さまざまなケースを取り扱ってきました。遺言執行者や後見人としての経験もあります。

二点目は、チーム体制で案件に対応していることです。複雑なケースには、複数の弁護士で当たっています。また、提携している税理士や司法書士、不動産業者などの専門家とも協力し、ワンストップで対応することができます。

最後は、相談がしやすいことです。当事務所では初回の相談料は無料としています。気軽に相談に来てください。

依頼者からの感謝の言葉が、何よりのやりがい

相続分野におけるやりがいは何ですか。

相続分野に限らないですが、依頼者からの感謝の言葉が何よりのやりがいです。

最後に、相続のトラブルを抱えて弁護士への相談を検討している方に向けて、メッセージをお願いします。

相続トラブルを抱えている方は、一人で悩まず一刻も早く相談に来てください。相続は期限のある手続きも多く、たとえば相続放棄が必要なケースなどは迅速に対応する必要があるからです。

遺産分割の手続きについても、遺産の内容、遺言の有無、遺言の有効性、などさまざまなポイントを抑えつつ遺産分割を実現するには、専門家の力が必要だと思います。

そもそも相続トラブルを起こさないように、生前対策にも積極的に対応しています。遺言の作成、生前贈与、後見など、希望に沿った対応を実現しますので、ぜひお気軽に相談に来てほしいと思います。