相続弁護士 ドットコム

小堀球美子法律事務所

25年以上のキャリアで得た知識と経験を駆使し、相続問題に取り組む。使い込み案件も多数解決

東京都豊島区南大塚で「小堀球美子法律事務所」を経営する小堀球美子弁護士(第一東京弁護士会所属)に、遺産相続案件を手掛ける上での心構えや事務所の強みなどを伺いました。小堀先生は弁護士として25年以上のキャリアを持ち、長年にわたり相続に注力。特に預金の使い込みが問題となる案件は、200件以上の解決実績をお持ちです。相続案件を手掛ける上で心がけていることなどもお話いただきました。

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小堀 球美子弁護士
小堀球美子法律事務所
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インタビュー

相談者・依頼者のことを真に考える優しい弁護士としてサポート

これまでのキャリアについて教えてください。

出身は東京で、1998年に弁護士になりました。埼玉県の法律事務所に入所して経験を積み、2000年に当事務所を開設しました。

事務所として、どういったことを大切にされていますか?

相談者・依頼者に対して優しくありたい、と思っています。優しくというのは、決して相談者・依頼者の言うことを全肯定するとか、不都合な話はしないといった「良い顔をする」という意味ではありません。法律のプロとして、法律上通らないものは通らないと伝える必要がありますし、時には厳しい見通しを伝えなければならないこともあります。それをせず表面的に優しくするのは、結局は相談者・依頼者のためにならないからです。

ただ、相談者・依頼者には、様々な想いがあります。いきなり否定されたり、頭ごなしに「法律上通りません」「無理です」などと言われると、すごく悲しくなったり、腹が立つこともあるでしょう。

ですからまずは、相談者・依頼者のお気持ちを理解し、共感することを心がけています。その上でタイミングや言い方に気を配り、相談者・依頼者が前を向いて進めるように必要なサポートを提供しています。そういった意味で、優しくありたいと思っています。

頭では難しいとわかっていても、感情的に納得できない方もいると思います。そういった方にはどのように対応されますか?

まずはゆっくりお話を聴いて、どこが引っかかっているのかを見極めます。その上で、裁判例や文献を引用しながら丁寧に説明します。なぜ法律上難しいのか、根拠を示しながら説明すると理解していただけることがほとんどです。話をよく聴く、丁寧に説明するといった真摯な対応をすることが、依頼者とのいい関係を築くために不可欠だと考えています。

預金の使い込みが問題となる案件を200件以上解決

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相続について、どういった相談が多いでしょうか?

幅広くご相談いただきますが、特に預金の使い込みに関するご相談が多いです。

典型的なのは、被相続人(たとえば父親)と同居していた相続人(たとえば長男)が、被相続人の預金を自分の生活費や遊興費に使い込んでいて、それが遺産分割協議の際に明るみに出たようなケースです。

他の相続人(たとえば次男)としては、当然、使い込まれた財産を返せと求めるわけですが、相手がそれを拒むことも多いです。反対に、使い込んだと疑われている側から、身の潔白を晴らしてほしい、返す額を減らしたいといったご相談も寄せられます。

他にも、親や配偶者が亡くなって何から手を付ければ良いかわからない、相続人同士で話し合ったけどまとまらない、遺産の中に不動産があって処分に困っているなど、様々なご相談をいただきます。

相続の分野に注力している理由を教えてください。

弁護士になってしばらくは、様々な分野を幅広く取り扱っていました。ただ、弁護士としてさらに専門性を磨き、よりお客様のお役に立てる弁護士になりたいと思う中で、何か自分の強みと言える分野を持とうと思ったんです。

その中で相続は、複雑に絡み合った問題を1つひとつ解きほぐしていくところが自分に合っていると思い、力を入れるようになりました。その結果、相続に関するご相談・ご依頼が増え、特に預金の使い込みが問題となる案件は200件以上解決してきました。

200件はすごい実績ですね。相続に関して取り扱い件数が増えることで、どのような影響がありましたか?

特に使い込みに関しては、被相続人の口座の入出金履歴を取り寄せて、1つひとつ検証していく必要があります。その過程で、この時期は被相続人の心身の状況はどうだったか、どういう生活を送っていたか、どのATMで引き出されたか、といったことも細かく検証していきます。数ヶ月ならまだしも数年にわたる使い込みも珍しくありませんので、膨大な量になります。

経験が増えていくほど、記録を読み解く、整理する、書面を作るといった業務のスピードが上がりますし、どういった点に着目すべきか、どういう主張をすれば裁判所の理解を得やすいかということもわかってきます。様々な案件に取り組む中で蓄積したノウハウを駆使して、依頼者にとって利益のある結果を出せるように進めていきます。

長年のキャリアで得られた見通しの速さと正確さも強みです

小堀球美子法律事務所_相談室

相続は多くの弁護士が扱っている分野だと思いますが、やはり相談・依頼する弁護士によって結論は変わるものでしょうか?

同時に複数の弁護士に依頼することはできませんから、結論がどれほど変わるかは誰にもわかりません。ただ、他の相続人の代理人についた弁護士の仕事ぶりを拝見していると、明らかに相続事件に慣れていない方もいらっしゃいますし、「もっとこういう主張をすれば良いのに」と思ったりもします。また、弁護士とは相性も大事です。この世に「必ず勝てる弁護士」はいませんから、結局は信頼して任せられる弁護士に依頼するのが一番です。

長年の経験を積んだからこそ得られた強みはありますか?

弁護士として25年以上の経験を積んで参りましたので、見通しを立てる速さと正確さは強みです。当事務所では初回相談は1時間無料にしています。1時間あれば、ゆっくりお話を聴いた上で、おおよその見通しを立てることが可能です。

反対に、キャリアを重ねたことで気を付けていることはありますか?

決めつけないことです。先ほど見通しの速さと正確さの話をしましたが、気を抜くと「これは無理」「これはこうだ」と決めつけにつながります。それで思わぬ勘違いをしたり、大事な事実を見落とすことにもなりかねません。どれだけキャリアを積んでも、話を聴く、調べる、勉強するといった基本は忘れないように気を付けています。

初回相談1時間無料。一人で悩まずご相談ください

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相続について弁護士に相談するメリットを教えてください。

整理してもらえる、ということは大きなメリットです。何が原因で問題が起こっているのか、解決のために何をすればいいのか、といった状況整理を弁護士がお手伝いします。現状とこれからの見通しがクリアになることで頭の整理ができますし、胸の内に抱えていた不安や怒りなどを外に出すことで感情も整えることができます。

弁護士は法律の専門家ですから、法律に基づいたアドバイスを受けられることも大きなメリットです。最近はインターネットで情報を調べてから相談に来る方も多いですが、どうしても自分に都合の良い情報ばかり集めてしまったり、間違った情報を信じてしまっている場合もあります。

法定相続分のように法律で決まっていることならまだしも、どうやって解決していくかというのは、やはり個別のケースに応じて考えていく必要があります。そして、その方法を適切に考えられるのが弁護士なのです。

早めに相談するメリットはどういったところでしょうか?

早めにご相談いただければ、採れる手段が増えます。反対に、相続人同士で話し合って揉め事が起きてからのご相談ですと、どうしても解決に時間がかかります。また、話合いの過程で、ご自身に不利なことを言ってしまっていたり、知らない間に手の内を明かしてしまっていることもあります。

ですから、他の相続人と話し合うにしても、まずは一度弁護士にご相談いただいて、相続の基本的な知識や、やってはいけないことを頭に入れておくことをお勧めします。

先生に相談したい場合は、どのようにすれば良いでしょうか?

電話・LINE・メールでご予約ください。ご相談いただきやすいように、初回相談は1時間無料にしています。夜間や土日のご相談も、可能な限り対応します。

相続について悩み、弁護士への相談を検討している方に向けて、メッセージをお願いします。

一人で抱え込んでいても、問題は解決しません。実際にご依頼いただくかどうかはさておき、まずは相談だけでもお気軽にご連絡ください。