相続弁護士 ドットコム

池袋副都心法律事務所

「複雑な相続問題は弁護士の力が不可欠」手間を惜しまず綿密な計画を立て、依頼者の利益を実現

東京都豊島区で相続相談など地域に根ざした活動をしている「池袋副都心法律事務所」の関根翔弁護士(東京弁護士会所属)に、事務所設立の経緯や相続案件への取り組みについて聞きました。複雑な法律の解釈を必要とする相続問題では「手間を惜しまず綿密な計画を事前に立てることが大切」とのこと。相続問題の特徴や相談の多い事例の対応策についてもお話しいただきました。

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関根 翔弁護士
池袋副都心法律事務所

インタビュー

依頼者と誠実に向き合う

事務所設立の経緯を教えてください。

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弁護士になった当初から、ゆくゆくは独立して自分の事務所を開設しようと考えていました。弁護士は依頼者と向き合い、依頼者にとって最も良いと考えられる方針を立て、それに基づき行動する必要があります。独立して自分一人の力で問題を解決してこそ、一人前の弁護士だと考えていました。

東京の弁護士事務所で6年ほど経験を積み、独立するために必要な技能と資金を確保できたため、2019年に現在の事務所を開設しました。

池袋に開設したのは、生まれも育ちも東京で、大学が早稲田だったものですから、土地勘のある場所が良いと思ったからです。個人や中小企業に寄り添える、地域に根ざした町弁を理想としています。

事務所の理念や大切にしていることを教えてください。

誠実に依頼者と向き合い、迅速に事件処理することです。当事務所では次のことを徹底するように心掛けています。

①依頼者から話を丁寧に聞き取る。
②聞き取った内容から理論構成し、依頼者にとって最も望ましい方針を立てる。
③立てた方針に基づき迅速に行動する。

これらの活動を、担当弁護士が最初から最後まで責任を持ち、迅速に対応することが当事務所の特徴です。

希望を叶えるための具体的なプランを示し、依頼者の不安を取り除く

相続について、どのような相談が寄せられますか?

相続に関わる相談は様々であり、その類型も多岐に渡りますが、比較的多い類型は次の3つになります。

①遺言書がないため遺産分割協議が必要だが、相続人同士の話し合いがまとまらない。
②遺言書が存在するが、被相続人の認知症が進行した状態で作成された疑いが強いので遺言の無効を主張した。
③遺言書が存在するが、自分に不利な内容であり、相続に対する期待が侵害されている。

①については、弁護士を代理人に立てて相続人と交渉する、もしくは裁判所に調停を申し立てるべきだと考えます。遺産分割協議は家族間であるがゆえに、話し合いが感情的になりがちです。それぞれに主張がある以上、弁護士や裁判所など第三者を介入させて論点を整理しなければ、いつまでも話が進まず解決できません。

②の相談については、遺言者の認知症が重度に進行していたこと等を立証する必要があり、専門家の介入は不可欠と言えます。

③の相談については、早急に遺留分侵害額請求をする必要があり、納得できる遺留分を獲得するためには、複雑な計算と法理論の理解、及び立証活動が必要となるので、早急に弁護士に相談することが賢明です。

相続問題の特徴を教えてください。

依頼者が比較的高齢であること、家族との感情的な軋轢があること、争点となる財産が多額であること、複雑な計算や膨大な書面作成、証拠収集が必要となる場合があるといった特徴があります。

そのため、依頼者自身が相続問題に対応することは非常に困難であり、結果が見通せないことに不安を抱き、精神的に疲弊している方がとても多いです。

相続案件を手がける際に心掛けていることはありますか?

相続に関する問題は複雑な法理論を必要とします。また、事実関係が複雑になると収集すべき証拠も多くなります。

事件に着手する際に、綿密に打ち合わせを行い、また、事案に即した裁判例の調査を行い、当初から綿密な計画を立てることが望ましいと言えます。これは非常に手間のかかる作業であり、当事務所のモットーは手間を惜しまず綿密な計画を事前に立てる点にあります。

また、相続案件に取り組むときは他の分野以上に時間をかけて面談を行い、家族に対する思いや抱えている不安を聞き取るようにしています。そして、専門的な知見に基づいた見通しを述べ、希望を叶えるための具体的な方法を説明することで、依頼者の不安を取り除くように心掛けています。

依頼者から話を聞くときに気をつけていることはありますか?

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遮らずに聞くことが大切だと思います。依頼者の考えや思いをすべて打ち明けてもらい、話の中から重要だと思えるポイントを拾い上げて質問する。その繰り返しです。場合によっては、面談時間が1〜2時間かかることもあります。ですが、その時間を惜しんで早々に話を切り上げるようでは、依頼者の期待に応えることはできません。

また、相続問題は感情が複雑に絡む事件ですので、相談者の思いに共感することも大切です。相談者にとって許せることと許せないことが何かを把握しなければ、方針を立てることはできません。

取得する財産にこだわっているのか、あるいは相手に対する感情的な問題なのか。そこを見誤ってしまうと、間違った方針を立ててしまい、依頼者の信頼を失ってしまいかねません。

弁護士に相談することで不要な精神的ストレスから解放される

相続分野でやりがいに感じることはありますか?

相続は弁護士によって結果が大きく変動する分野です。

例えば、財産の中に貸アパートがあった場合等は、例えば固定資産税評価額では1000万円程の価値だとしても、賃料収入を基準に査定した場合、その何倍もの価値となる場合があります。財産自体の価値をどのように査定するのか、その価値に対してどのように分配するのが良いのかを考えるには知識や経験が問われます。

また、相続問題は解決までに時間がかかります。手間を惜しまず、根気強く取り組まなければ最善の解決はできません。自分が持っている技能すべてを注ぎ込んで、依頼者に最大限の利益を実現できたとき、弁護士としての役目を果たせたとうれしく思えます。

最後に、相続のトラブルを抱えて弁護士への相談を検討している方に向けて、メッセージをお願いします。

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相続に関する問題は、法理論が複雑であるばかりか、大きな財産に関わるものであることから、弁護士に相談することが賢明です。自身のみで対応することは不要な精神的ストレスを抱えることにもなりかねないため、早い段階での相談をお勧めします。

弁護士に相談することにより、精神的ストレスから解放されるばかりか、迅速に紛争が解決されること、取得できる財産が増大することが期待できます。また、不必要に家族間での争いが激化することを防ぐことが期待できます。相続問題で悩みを抱えている方は、お気軽にご相談ください。