相続弁護士 ドットコム
弁護士法人松尾・中村・上法律事務所(大阪府大阪市)

弁護士法人松尾・中村・上法律事務所

所在地
大阪府大阪市中央区北浜2-5-13 北浜平和ビル4階
受付時間
  • 平日可

家族の平穏を守る解決を〜キャリア20年以上のベテラン弁護士が依頼者に寄り添い、円満相続を実現

松尾 善紀弁護士法人松尾・中村・上法律事務所
家族の平穏を守る解決を〜キャリア20年以上のベテラン弁護士が依頼者に寄り添い、円満相続を実現

大阪府大阪市中央区「弁護士法人松尾・中村・上法律事務所」の松尾善紀弁護士(大阪弁護士会所属)に、相続分野への取り組みについて聞きました。依頼者の話をじっくり聞き、感情面に寄り添う姿勢を大切にしている松尾弁護士。相続人同士の関係修復も考慮し、わだかまりのない、穏便な解決を目指します。事務所の理念や強み、相続問題を弁護士に相談するメリットなどについて詳しく聞きました。

インタビュー

経験豊富な弁護士3名が問題解決をサポート

事務所設立の経緯を教えてください。

当事務所は2010年1月に設立しました。共同経営者である中村正彦弁護士と上将倫弁護士は、もともと同じ事務所で勤務していた仲間です。数多くの案件を手がけて経験を積む中で、「そろそろ独立しようか」という話になり、3人で一緒に事務所を立ち上げました。全員が20年以上のキャリアを持ち、それぞれの強みを活かして幅広い法律問題に対応しています。

事務所の理念や大切にしていることを教えてください。

依頼者の方の話をじっくりと聞くことを大切にしています。法律事務所に相談に来る方は、様々なトラブルや問題を抱え、精神的にも経済的にも苦しい状況にあることが多いです。そのため、まずは話をよく聞いて、不安を取り除き、気持ちを落ち着かせることを第一に考えています。

その上で、解決に向けて現在の司法制度でできることや、交渉・調停・裁判などの手続きによってできること・できないことの違いなどを丁寧に説明します。依頼者がどうしたいと思っているか、意向を尊重しながら、一緒に段階を踏んで事件解決に取り組んでいます。

松尾・中村・上法律事務所_ロゴ

経済的利益の追求とともに、家族関係も考慮した穏便な解決を目指す

相続分野に注力している理由を教えてください。

一つは、相続は誰にでも起こりうる身近な問題なので、広く相談を受け入れる体制を作るべきだという思いからです。

もう一つは、相続問題に弁護士が関わることで、当事者が冷静かつ客観的に問題に向き合えるようになるからです。

相続をきっかけに財産をめぐる争いが生じると、家族関係に亀裂が入ってしまう場合があります。身内同士となるとどうしても感情的になりやすく、冷静な議論ができないことも少なくありません。そこに弁護士という第三者が入ることによって、当事者の対立が落ち着き、法律のルールに基づく建設的な話し合いがしやすくなります。

依頼者の経済的利益を追求するのは当然ですが、それだけではなく、相続人同士の関係性も考慮した解決を目指しています。日本人にとって家族生活の平穏は非常に大事なことです。「勝てればいいんだ」という考え方ではなく、どうすれば一番穏便な形で家族間の紛争を解決できるのか、その点を常に考えながら問題解決に取り組んでいます。

相続について、どのような相談が寄せられますか。

多岐に渡りますが、特に多いのは遺留分の相談です。遺言の内容が偏っていて、遺産の取り分がない、あるいは極端に少ない方から、「取り分を増やしたい」ということで相談を受ける場合があります。逆に、遺産を多く引き継ぎ、他の相続人から遺留分の請求を受けた方が、対応に困って相談に来ることもあります。

遺言作成の相談も寄せられます。ご本人が単独で相談に来る場合もありますし、お子さんと一緒に来る方もいます。作成にあたっては、相続人は誰か、遺産となる財産はどのようなものか、それをどう分配したいと考えているかをお聞きします。遺留分を侵害するような内容は紛争になる可能性が高いなどのリスクも説明した上で、できるだけご本人の意向を盛り込めるように作成を進めます。

相続問題の生前対策について相談に来られる方で多いのは、家族の仲があまり良くない方や、財産が多い方、事業承継の問題が予想される方などです。一人ひとりの事情に応じて最適な対策を提案し、相続発生後の紛争リスクを回避できるようサポートしています。

相続案件を手がける上で心がけていることを教えてください。

紛争は、最終的に何らかの形で終わらせなければなりません。当事者が納得の上で合意形成して解決に至ることができれば理想的でしょう。そのために私は、相手方本人やその弁護士とも、できる限り率直に隠し事なく話をするように心がけています。コミュニケーションを重ねてお互いの事情や主張を理解し合うことで、当事者それぞれの思いを汲んだ、わだかまりがない形での解決につながると考えています。

松尾・中村・上法律事務所_集合写真

依頼者の感情に寄り添い、問題解決をサポート。セカンドオピニオンにも対応

相続分野における事務所の強みや特徴は何ですか。

依頼者に寄り添い、親身になって話を聞く姿勢を貫いていることです。

相続は、遺産の取り分などが法律のルールで明確に決まっているので、情報さえあれば機械的に計算して答えを出せる場合もあります。弁護士によっては、必要なことだけ聞いて、法律に関係のない話は時間の無駄なので聞かないスタンスの方もいるかもしれません。

しかし、依頼者からすると、自分の深刻な問題を委ねるわけですから、信用できる、ちゃんと話を聞いてくれる弁護士に依頼したいと思うのではないでしょうか。家族のトラブルは精神的に負担が大きく、夜も眠れないほど悩む方も少なくありません。そのため、当事務所では、事件解決に必要な情報のヒアリングだけではなく、不安な気持ちや相手方への不満など依頼者の感情的な部分にもしっかり耳を傾けることを大切にしています。

また、3名の弁護士全員が20年以上のキャリアを積んでいることも特徴です。相続事件だけではなく幅広い分野の案件を手がけて、一人ひとりが知識と経験を積み重ね、強みを磨いてきました。

同じ部屋で執務していてコミュニケーションが取りやすいので、3人で意見交換することも多いです。「そういう視点があったか」と気づきを得られたりして、非常に参考になりますね。案件の進め方に悩んだときに、他の弁護士の意見がヒントとなって方針が定まることも少なくありません。多角的な視点から、その案件にとってベストな対応方法を見極めることができます。

相続について弁護士に相談するメリットを教えてください。

相続問題は、法律のルールや事実、証拠、判例などに従って解決します。弁護士に相談することで、案件の全体像を的確に把握し、どのような解決になるか見通しを立てることができます。

インターネットなどで調べてある程度のことはわかるかもしれませんが、事件は一つひとつ別物であり、それぞれに個性があります。一般論ではなく、具体的な事案に応じたアドバイスが受けられることも弁護士に相談するメリットです。

自分自身の問題を自分で解決するのは難しいものです。客観的に冷静に判断してくれる人と相談しながら自分がどうしたいのかを考えることで、広い視野に立って状況を見ることができるので、より良い解決につながる可能性が高まります。

先生の事務所ではセカンドオピニオンも受け付けているのですね。

はい。すでに他の事務所に相談や依頼をしている方も、遠慮なくご相談ください。もちろん、当事務所での相談後、別の弁護士に意見を聞いていただいても全く問題ありません。

相続の分野には、最高裁で確定した判断がない論点や、下級審でも判断が分かれている論点もあります。そのため、相談する弁護士によって意見が異なることもあり得ます。また、人間同士の関係ですから相性の良し悪しもあるでしょう。何十軒も事務所をまわる必要はないですが、2〜3人くらい、異なる弁護士に相談し、誰の意見に一番納得できるか比較検討することをお勧めします。

松尾・中村・上法律事務所_ビル外観

恥ずかしがらずに怖がらずに、相談に来てほしい

これまでに手がけた相続案件の中で、印象に残っている案件はありますか。

相続人が多い案件や、遺産の内容が複雑な案件、当事者間の感情の葛藤が強い案件は、類型的に難しいことが多いです。そうした案件を解決できたときは、依頼者やそのご家族から「これで安心して生活できます」「すっきりしました」と言っていただくことが多く、記憶に残ります。

問題を解決できると、日常生活でそのことを考えなくて良い状態になり、心の負担がかなり軽くなります。

身内同士で相続争いをしていることを、周囲に知られたくないと思う方は多いです。近しい人には相談しづらい、しかし自分一人では手に負えないーー、そんな悩みがある場合は、ぜひ、弁護士に話を聞かせていただければと思います。

相続について弁護士への相談を検討している方へ、メッセージをお願いします。

一番にお伝えしたいのは、恥ずかしがらずに怖がらずに、相談に来ていただきたいということです。些細なことでも構いませんので、気になることを率直にお話いただければ、ご状況に応じた適切な解決方針を提示します。当事務所では初回相談を1時間無料で承っています。相談のみでしたら費用はかかりませんのでご安心ください。

お一人で来所しづらい場合は、ご家族と一緒に来ていただいても構いません。まずは現在の状況を整理し、今後どうしたいかを話していただくところからがスタートです。いつでもお待ちしております。

松尾・中村・上法律事務所_相談室