相続弁護士 ドットコム

力新堂法律事務所

不動産相続に強い!元不動産業界の弁護士が提供する”納得のプロセス”と強み

サラリーマンから弁護士へ転身後、兵庫県神戸市で「力新堂法律事務所」を開設し、企業法務と相続分野をメインに手がけている茅根豪弁護士。不動産業界での勤務経験を活かしたワンストップサービスや、相続における紛争解決のポイント、弁護士に依頼するメリットなどについて詳しく教えていただきました。(兵庫県弁護士会所属)

力新堂法律事務所(兵庫県神戸市)茅根 豪弁護士
茅根 豪弁護士
力新堂法律事務所
受付時間
  • 平日可

インタビュー

家族と同じように依頼者の問題に親身に向き合う

事務所設立の経緯を教えてください。

私はもともと不動産会社で働くサラリーマンでした。最初は不動産の賃貸や仲介、管理を行う会社に、その後資産家向けの不動産ファンド会社に勤めていました。その中で、知識がないというだけで正当な権利を主張できない人や、自己責任という言葉で必要以上に苦しい立場に追いやられる人々を多く目の当たりにしてきました。

そのような人々を支援するにはどうすればよいのか模索した結果、一念発起し、弁護士を目指すことを決意したんです。司法試験に合格した後、神戸の地で「力新堂法律事務所」を開設しました。“力新堂”は、私の実家が営んでいた整骨院の屋号からとりました。

依頼者とのやり取りにおいて、大切にしていることを教えてください。

自分の家族と話す時と同じように、相談に来る方々に対し親身に接するように心がけています。法律的な説明はもちろん行いますが、依頼者が選択に悩んでいる場合は、「もし私の両親に同じことを相談されたら、こちらの方法をお薦めします」というようにアドバイスを交えるようにしています。

また、こまめに連絡を取る、適宜しっかりと確認を取る、見通しをはっきりと伝える、選択肢をなるべく多く提示する、といった一つ一つの積み重ねを大切にしています。相続分野においては、60分間の初回無料相談を設けています。依頼者の悩みや問題についてじっくりお話を伺いながら必要な情報を収集し、よりスムーズな解決に導けるよう努めています。

力新堂法律事務所_兵庫県神戸市_摂津本山駅

全体像を見据えて“納得のプロセス”を大切に

相続について、どのような相談が寄せられますか。

基本的に「相手方と対立しているため接触を避けたい」というケースか「専門家に依頼して適切な取り分を確保したい」というケースのどちらかであることが多いと感じています。

その中でも遺産分割協議に関する相談が一番多く寄せられます。特に、相続財産の中に土地や建物などの不動産が含まれるケースが多いです。私は、弁護士になる以前に不動産関連の仕事をしていたため、知識・経験ともに豊富だと自負しています。当事務所は、信頼できる不動産会社と提携をし、不動産を手放したい場合には、残置物の撤去から登記までワンストップで対応しています。昨今は相続人の高齢化や核家族化が進んでいる影響から、不動産の処分を希望する方も増えています。

また、遺言書の作成や遺留分に関する相談なども多く寄せられます。相続放棄の相談についても受けることがありますが、相続放棄の手続きは比較的難しくないので、アドバイスにとどめるようにしています。

相続の案件を手がける際に心がけていることはありますか。

全体像を見据えながら、今どの段階にいるのか、そして、今注目すべき問題点はどこなのか、といったことを依頼者に的確に伝えるよう心がけています。

相続には不動産が関わってくることが多いため、できる限り不動産を依頼者の希望通りに売却できるようサポートしています。それぞれの不動産会社がどのような不動産を求めているのかを知っているため、値段はつかないが早く売却できる方法、時間はかかるが高値で売却できる方法それぞれを説明し、依頼者に選んでいただくようにしています。

相続分野において、どのようなところに難しさを感じますか?

お金の問題だけでなく、感情面の問題も複雑に絡み合うところです。例えば遺産分割において、親族間の対立が発生している場合、感情のもつれが大きな原因となっていることが多いため、相談を受けた段階で「当事者全員が納得できる解決には時間がかかる」ということを説明しています。私は“納得のプロセス”と呼んでいるのですが、長年の対立やわだかまりを数か月や半年で納めようとするのは難しく、時間をかけて少しずつ当事者全員が納得のいく結論を出していくことが重要だと思っています。

また、あくまでも“公平な遺産分割”を方針にするよう、依頼者に伝えています。感情的にではなく、法律に照らし合わせながら現実的に進めることも、紛争解決において非常に重要となるためです。

法律事務所はお悩みが解決される場所

相続のトラブルが発生した場合に、弁護士に依頼するメリットは何でしょうか。

主に二つあります。一つは経済的・法律的な安心感を得られることです。不動産を売却する際、例えば1000万円という金額を提示されたとします。相場を知らなければ1000万円が適切な金額なのかどうかを判断するのは難しいですが、弁護士がいれば合理的な金額かどうかを知ることができます。また、その他の手続きについても法律的に進めることができるので、終始安心してお過ごしいただけるかと思います。

もう一つは心理的プレッシャーを回避できることです。弁護士に依頼することで、相続の煩雑な手続きや対立している相手との顔合わせ・交渉から解放されるため、相続におけるストレスを最低限に抑えられます。

先生の強みを教えてください。

不動産業界での勤務経験や宅地建物取引主任者の資格を活かし、残置物の撤去から不動産の仲介、売却まで全てワンストップで対応しています。信頼できる残置物撤去業者や引っ越し業者の方を直接紹介しながら、最後まで依頼者に寄り添うことをモットーにしています。

法律事務所というのは、お悩みが解決される場所だと思っています。困ったことがあれば頼ってもらい、依頼者を助けるために尽力するーー。 そんなスタンスを大切にしています。

相談と依頼は別物。後悔しないためにもまず相談を

先生の今後の展望についてお聞かせください。

企業法務と相続分野を二本柱として、精力的に取り組んでいきたいと思っています。また、最近は相続に関連して成年後見の相談を受けることも多くなりました。今後は成年後見にも力を入れていきたいと考えています。

最後に、相続のトラブルを抱えて弁護士への相談を検討している方に向けて、メッセージをお願いします。

弁護士に相談することを敷居が高いと感じている方や、躊躇する方もいらっしゃると思います。しかし、弁護士に相談することで、ご自身が今どの段階でつまずいているのか、次の段階へ進むにはどうしたら良いのか、といったことを知ることができます。ネット上の曖昧な情報に惑わされるのではなく、ご自身の状況整理のためにも一度弁護士にご相談いただければと思います。

そもそも、相談することと依頼することは全く別の話です。相談時に、依頼するとなった場合の予算や解決までのスケジュールについても具体的にお伝えしますが、実際に依頼するかどうかはお帰りになった後にお決めいただいて問題ありません。

弁護士への相談を後悔されている方はほとんどいません。相談するかしないかで悩むのではなく、まずは一度話を聞いてみて、依頼するかどうかで検討していただければと思います。