遺産分割で特別受益を立証しローン付きマンションや農地を含む複雑な分割協議を有利に解決した事例
相談の背景

50代 | 男性
遺産の種類不動産(土地・建物)
父が亡くなり、相続人は兄である依頼者と妹の2名でした。遺産の大部分が不動産で、ローンが残っているマンションや農地など、評価が難しく分割が困難な物件が含まれていました。不動産の評価額を巡る意見の相違や、誰がどの財産を取得するかで意見が激しく対立し、遺産分割協議は完全に難航していました。兄弟間での話し合いでは解決の糸口が見えず、正当な配分を求めて当事務所に相談に来られました。
事務所の対応
不動産評価の適正化を図るため、専門の鑑定業者へ簡易鑑定を依頼し、客観的な数値を提示することで妹側の納得を得ました。また、父が遺したノートのメモ書きと預金通帳を精査し、妹が過去に受けたマイホーム資金や夫の事業資金などの贈与を「特別受益」として指摘しました。この証拠により、妹側が贈与の事実を否定できない状況を作り出し、調停を申し立てることなく協議の場での解決を目指して粘り強く交渉しました。
相談後の結果
特別受益を考慮した具体的な配分案を提示し、最終的には依頼者である兄の当初の希望に近い形で遺産分割協議が成立しました。難航していたローン付きマンションや農地の帰属も確定し、円満な解決に至りました。
解決のポイント
不動産評価の適正な実施と、生前贈与の確実な立証が成功の鍵です。被相続人のメモと通帳を突き合わせ、客観的な証拠として提示したことで、法的強制力のある調停を経ずとも、相手方の譲歩を引き出すことができました。
解決した事務所
法律事務所キノール東京解決事例| 住所 | 東京都港区西新橋1-21-8 弁護士ビル503 |
| 最寄駅 | 「虎ノ門駅」徒歩5分 |
| 対応地域 | 全国対応 |
| 営業時間 | 平日 9:00〜18:00 |