[相続放棄] 死後数年が経過していたケースで、事情を説明して借金の相続を回避（相続放棄）した事例
相談の背景
長年疎遠だった親御さんが亡くなっていたことを、数年後、突然届いた債権者からの督促状で初めて知りました。そこには借金の返済を求める内容が記載されていました。仕事が非常に忙しく、ご自身で複雑な手続きを進めることは困難な状況でした。どう対応すべきか分からず、多額の借金を背負ってしまうのではないかと不安に思い、当事務所にご相談されました。
事務所の対応
ご依頼者様は大変お忙しかったため、戸籍の収集から裁判所への提出まで、すべての手続きを当事務所で代行しました。まず、ご来所時に図解を交えながら方針を丁寧にご説明しました。次に、なぜ親の死亡を長期間知らなかったのか、その正当な理由を詳細にヒアリングし、説得力のある事情説明書を作成しました。これらの資料を添えて、家庭裁判所に相続放棄の申述書を提出しました。
相談後の結果
当方の主張が裁判所に認められ、死亡から3ヶ月の期間を大幅に過ぎていましたが、相続放棄の申述は無事に受理されました。これにより、ご依頼者様は親御さんの借金を一切引き継ぐことなく、解決に至りました。
解決のポイント
相続放棄は「自己のために相続の開始があったことを知った時」から3ヶ月以内です。本件のように、死亡の事実を後から知った場合は、その時点から起算できます。知らなかった事情を客観的な資料と共にきちんと裁判所に説明することが、期間経過後の相続放棄を成功させるポイントです。
解決した事務所
弁護士法人葛飾総合法律事務所解決事例| 住所 | 東京都葛飾区東金町1-42-3 道ビル5階 |
| 最寄駅 | 金町駅、京成金町駅 |
| 対応地域 | 東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県、栃木県、群馬県 |
| 営業時間 | 平日 9:00〜18:00 |
