遺言執行者として、遺留分侵害額請求訴訟を提起された相続人をサポートし、解決に導いた事例
相談の背景

50代 | 男性
遺産の種類その他
被相続人である母親の遺言執行者に指定されていた当職に、ご逝去の連絡とともに、速やかな遺言執行のご依頼がありました。しかし、遺言作成時から財産状況が変動しており、他の相続人の遺留分を侵害する状態でした。案の定、他の相続人から遺留分侵害額請求の調停を申し立てられ、その対応についてご相談を受けました。
事務所の対応
本件は遺言執行者としての関与でしたが、依頼者様が遺留分請求の当事者となるため、まず依頼者様の代理人となる弁護士を選任しました。そして、遺言書作成の経緯や被相続人のお気持ちなど、本件の背景事情をその弁護士に詳細に共有し、連携して対応にあたりました。調停は相手方の要求が過大であったため不成立となりましたが、その後の訴訟においても、継続して代理人弁護士と密に連携し、依頼者様をサポートしました。
相談後の結果
訴訟では、相手方の主張に対し、こちら側の主張を的確に反論していきました。結果、4回の期日を経て、適正な金額で解決することができました。
解決のポイント
本件は遺言執行者としての立場でしたが、遺留分請求訴訟という事案に対し、適切な代理人弁護士を選任し、緊密に連携できたことが解決の鍵でした。背景事情を十分に共有することで、依頼者様の負担を軽減しつつ、納得のいく解決へ導くことができました。
解決した事務所
小出康夫法律事務所解決事例| 住所 | 東京都台東区東上野1-17-3 荒井ビル3階 |
| 最寄駅 | 御徒町(上野広小路、仲御徒町、上野御徒町)駅 |
| 対応地域 | 東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県 |
| 営業時間 | 平日 10:00〜18:00 |