【遺産分割】「遺産の使い込み」という相手方の主張を退け、ご自身の法定相続分を確保できた事例
相談の背景

50代 | 男性
遺産の種類その他
被相続人が亡くなり、他の相続人との間で遺産分割協議が始まりました。その中で、他の相続人から「あなたは被相続人の生前に多額の援助を受けていたはずだ。それは特別受益にあたる」「遺産を使い込んだのではないか」と一方的に主張され、ご自身の相続分を減らすよう要求されてしまいました。依頼者様には全く身に覚えがなく、どう反論すればよいかわからないと大変お困りの状況で、ご相談に来られました。
事務所の対応
まず、依頼者様から詳しくお話を伺い、相手方が主張するような事実が全くないことを確認いたしました。その上で、法律上、特別受益の存在を主張する側が、その事実を証拠に基づいて具体的に証明する必要があることをご説明しました。そのため、こちらから焦って反論するのではなく、まずは相手方に対して、いつ、どのような形で財産の贈与があったのか、具体的な主張と客観的な証拠の提出を求める方針で、冷静に対応を進めました。
相談後の結果
当事務所が相手方に対し、特別受益に関する具体的な主張と証拠の提示を求めたところ、相手方は最後まで具体的な証拠を示すことができませんでした。その結果、相手方の主張は認められず、依頼者様は法定相続分どおりの遺産を取得することができました。
解決のポイント
遺産分割協議では、感情的な対立から事実に基づかない主張がなされることがあります。今回は、法律の原則に立ち返り「主張する側に立証責任がある」ことを明確にして対応したことがポイントです。冷静に法的な手続きを進めることで、ご自身の正当な権利を守ることができました。
解決した事務所
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