弁護士が認知症の母親の成年後見人に就任し、止まっていた遺産分割協議の開始をサポートした事例
相談の背景

50代 | 男性
遺産の種類現金・預貯金、不動産(土地・建物)
お父様が亡くなり、相続人であるお母様とごきょうだいで遺産分割を進めたいと考えていました。しかし、お母様が認知症で施設に入所されており、ご自身の意思で協議に参加することができないため、手続きが完全に滞ってしまったとのことで、おふたりそろってご相談に見えました。
事務所の対応
要介護度5のお母様が法的に有効な遺産分割協議を行うためには、成年後見制度を利用する必要があることをご説明しました。ご依頼者様から「第三者ではなく、先生に後見人をお願いしたい」との強いご要望があったため、私が後見人候補者となる形で家庭裁判所への申立て手続きを進めました。
相談後の結果
無事に申立てが認められ、私が家庭裁判所から正式にお母様の成年後見人として選任されました。これにより、お母様の代理人として、他の相続人であるご依頼者様方との遺産分割協議を開始することができました。
解決のポイント
「見ず知らずの人を後見人にするのは不安だ」というご家族のお気持ちに寄り添い、担当弁護士が後見人に就任することで、安心して遺産分割の第一歩を踏み出せるようサポートさせていただいた事案です。専門職後見人として信頼してもらえてよかったです。
解決した事務所
小出康夫法律事務所解決事例| 住所 | 東京都台東区東上野1-17-3 荒井ビル3階 |
| 最寄駅 | 御徒町(上野広小路、仲御徒町、上野御徒町)駅 |
| 対応地域 | 東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県 |
| 営業時間 | 平日 10:00〜18:00 |