相続弁護士 ドットコム

野林信行法律事務所

相続トラブル解決に向けて親身に対応〜依頼者それぞれの選択に寄り添い、真に納得できる結果を導く

福岡県・福岡市で事務所を経営する野林信行弁護士(野林信行法律事務所)に、事務所設立までの経緯や相続分野への思いなどを聞きました。「福岡は、自分が生まれ育った土地。幼少期から馴染み深いこの街で暮らす人々の力になりたい」という思いを持って、トラブル解決に尽力している野林弁護士。相続について悩んだ場合に弁護士に相談するメリットや、初回相談の流れについても詳しくお話いただきました。(福岡県弁護士会所属)

野林 信行弁護士
野林信行法律事務所
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  • 平日可

インタビュー

依頼者の不安や苦しみを和らげるリーガルサービスを

事務所設立の経緯を教えてください。

1993年に弁護士登録したのち、弁護士であった父の法律事務所に入所しました。働き始めて10年が経った頃、自分にとって理想の法律事務所をつくり、依頼者の不安や苦しみを和らげる、質の高いリーガルサービスを提供したいと思うようになり独立を決意しました。

そして2004年4月に、地元・福岡の地で『野林信行法律事務所』を開業し、現在に至ります。福岡には知り合いも多く、幼い頃からその文化や風土に触れてきた私にとって、非常に馴染み深い土地です。そんな福岡に暮らす方々の力になりたいという思いで活動しています。

事務所の理念や大切にしていることを教えてください。

依頼者の心情や、どのような解決を望んでいるのかを理解し、寄り添うことを心がけています。何よりも大切にしているのは依頼者の納得感です。弁護士が一方的に対応を進めるようなことはしません。法律のプロとして的確な指針を示しつつ、依頼者の話にじっくりと耳を傾け、意向に寄り添いながら一緒に解決への道を進むこと。それが当事務所の理念です。

当事務所のロゴは、野林の“n”を、人間が寄り添っているような形に見立てたものです。依頼者の生き方や選択に寄り添いながら仕事をしていきたいという思いを込めて作成しました。

勇気を出して法律事務所の扉を叩いてくれた依頼者の不安や苦しみを受け止め、最善の結果につなげられるよう、日々研鑽を積んでいます。

先生の事務所の強みを教えてください。

全ての依頼者に対し、最初の相談から解決に至るまで一貫して、私が1人で対応することです。個人事務所ならではの強みですね。マンツーマンでじっくり対話を重ねるからこそ、依頼者1人ひとりの悩みの内容や意向を深く理解でき、納得感のある解決につなげられると考えています。

依頼者1人ひとりの悩みを丁寧に聞き取り、状況に合ったアドバイスを提供

相続について、どのような相談が寄せられますか。

最も多いのは、親族間の認識の齟齬によって紛争が生じてしまった、というご相談です。

福岡では、「本家相続」という長男を重んじる考えが根強く残っており、長男が基本的に財産を継承するものと考えている方が少なくありません。遺言書に「長男に全ての財産を相続させる」と書かれているケースもあります。

しかし法律上は、子ども全員が平等に、財産を継承する権利を持っています。そのため、長男以外の子どもたちから「長男が独り占めするのはおかしい」と声が上がりトラブルに発展する…という事案が多々見られます。このように法律と現実のズレによってトラブルが生じた場合は、弁護士が介入して法律のルールを説明し、相続人同士の利害を調整しながら、全員が納得できる結果に着地できるよう交渉を進めていきます。

次に多いのは、仲違いや代替わり、離婚などによって親族関係が希薄になっているために当事者間で合いを進めることが難しい、という相談です。このようなケースでは、弁護士が依頼者に代わって疎遠な相続人と連絡を取り、相手方の意向を踏まえて、スムーズに遺産分割が終えられるよう交渉や手続きをおこないます。

また、亡くなった方(被相続人)から生前贈与を受けた相続人がいる場合や、被相続人に対し生前に介護や金銭援助をおこなっていた相続人がいる場合、特別受益や寄与分の算出が必要になるため、当事者間での解決がより難しくなります。こうした場合は、弁護士が聞き取りや客観的な資料をもとに事実を整理したうえで正確な数字を算出し、遺産分割の手続きを進めていきます。

先生の事務所では、初回の法律相談はどのような流れで進んでいくのでしょうか。

まずは家族構成や、誰が誰と同居しているのか、相続人がそれぞれどのような生活を送ってきたのか、といったことから伺います。その後は、依頼者から聞き取った情報を整理しながら、トラブル解決のために必要な法的アドバイスを提供します。

初めて法律事務所に来た方がほとんどなので、リラックスできるような話し方や雰囲気作りを心がけています。「最初は緊張していたけれど、先生と話しているうちに心が落ち着いてきた」と言っていただけることも多いです。弁護士に相談するというのは、やはり緊張するものかと思いますが、ゆっくりお茶を飲みながら、肩の力を抜いてお話しいただければと思います。

正確な法律知識を得ることが、問題解決の第一歩

相続のトラブルが発生した場合に、弁護士に依頼するメリットは何でしょうか。

1つは、自分にはそもそも法律的にどのような権利があるのかがわかることです。法律の原則的な考え方を理解することで、自分が置かれた状況を整理し、どのような主張ができるのかを明確にすることができます。

本やインターネットでも情報を得ることはできますが、全てが正しい情報とは限りません。誤った情報を信じて行動した結果、かえって不利益を被る可能性もあります。自分の状況に合った正確な情報を知るためには、ぜひ弁護士のアドバイスを受けることをお勧めします。

また、希望を実現するためには、自分の主張が裁判官からどう映るのかを知ることも非常に重要です。経験豊富な弁護士であれば、裁判官が何を問題視し、どのような判断を下すか予測を立てられるので、依頼者の主張を通しやすくするための策を講じることができます。

最後に、相続のトラブルを抱えて弁護士への相談を検討している方に向けて、メッセージをお願いします。

相続のトラブルに直面した場合、内容がどうであれ非常に憔悴するものです。トラブルを解決するためにはどのような手続きが必要なのか、対立する相手にどう接すればいいのか…と様々なことを考えなければならず、混乱してしまうこともあるでしょう。

相談に来ていただいた方に対しては、まず、悩んでいることをじっくり伺います。その上で、ご自身の考えを冷静に持っていらっしゃる方には、その考え方が法律的にどのように評価され、実現するにはどうしたらいいのかを説明します。また、様々な思いや考えがめぐって混乱している方には、少しずつ問題を整理し、ベストな解決方法を一緒に考えていきます。

当事務所は予約制ですので、相談内容を他の方に聞かれることは一切ありません。初回は無料で相談を承っておりますので、まずはお気軽にお電話・お問い合わせいただけたらと思います。