相続弁護士 ドットコム
弁護士法人エース浜松事務所(静岡県浜松市)

弁護士法人エース浜松事務所

所在地
静岡県 浜松市中央区元城町219-21 浜松元城町第一ビルディング702
初回相談料
無料
/
30分まで

ふと相続を意識したら、気軽に相談を 家族や親族全員が納得できる「終着点」を目指す

小林 弘明弁護士法人エース浜松事務所
ふと相続を意識したら、気軽に相談を 家族や親族全員が納得できる「終着点」を目指す

静岡県浜松市の「弁護士法人エース浜松事務所」で所長を務める小林弘明弁護士(静岡県弁護士会所属)に、相続問題に臨む際の姿勢やよくある相談について聞きました。「和解に向けて物事を円滑に進めるのが、弁護士にとって腕の見せ所」と話す小林弁護士。争いを避けるためには、生前の遺言書が重要だと呼びかけます。

インタビュー

分かりやすい説明に徹し、依頼者からは「フランクな先生」との声も

事務所設立の経緯を教えてください。

当事務所が所属する「弁護士法人エース」は2018年、東京の銀座で創業しました。4人の弁護士と、高度な法律知識や業務スキルを持つ5人の事務職員・パラリーガルによって立ち上げられました。

現在は銀座の他に、神奈川県の横浜市および鎌倉市、千葉県の津田沼市、そして私が所長を務める静岡県の浜松市に拠点があります。

浜松事務所が設立された理由は、パラリーガルの一人が結婚に伴い、浜松に転居したからです。「引っ越しても退職しないで済むよう、大切な仲間が活躍できる場所を作ろう」という熱い思いで誕生しました。

浜松事務所の設立当時、私は横浜事務所に勤めていました。弁護士歴が3年半を超えたところで異動の話があり、全く土地勘のない場所でしたが、事務所の責任者になることを決めました。「困ったときにはつらい道を選ぼう」という自身のポリシーも影響しています。

弁護士業界には「弁護士は長時間労働が当たり前」という風潮がありますが、当法人は「弁護士がストレスを抱えていたら依頼者を満足させられない」と考え、働き方改革を進めています。実際、楽しそうに働くメンバーばかりです。

エース浜松事務所_ロゴ

「エース」という法人名にはどのような意味があるのでしょうか。

「始まり」「最高の」「切り札」という意味です。一般的に弁護士への相談は、人生において一度あるか無いかであり、極めて希少な機会に選ばれる存在になろうとの思いが込められています。

事務所や法人の雰囲気はいかがですか。

浜松事務所には弁護士1人、パラリーガル2人が在籍し、拠点設立のきっかけになったメンバーも勤めています。やはり人とのつながりを重んじる組織なので、人間味豊かな面々が集まっています。

パラリーガルも積極的に依頼者と関わり、弁護士と一緒に案件を担当します。当法人のホームページを見れば分かる通り、彼らも大事な看板として前面に出しています。

なお、私自身も「楽しく業務に臨めなければ依頼者を十分に弁護できない」と考えています。不機嫌だったり悩みを抱えていたりする弁護士には、安心して依頼できませんよね。ストレスなく、全力で案件に打ち込める環境づくりを重視しています。

エース浜松事務所_弁護士複数写真1

依頼者と向き合う上で心がけていることはありますか。

とにかく「分かりやすい説明」に徹しています。弁護士はなにかと法律用語を使いがちですが、一般の方には理解が難しいです。依頼者が質問できない雰囲気を作ったり、理解した“ふり”をさせたりしてしまうのは、専門家として避けるべきだと思います。

相続の分野では、例えば「遺留分」という制度があります。「被相続人のきょうだいを除き、近しい関係にある相続人に保証される最低限の遺産取得分」のことですが、弁護士に相談し、初めて存在を知る方も少なくありません。だからこそ丁寧な説明が不可欠です。

そもそも私は弁護士になった当初から「理屈ばかりで話しにくい人間にはなるまい」と決めていました。依頼者の方からは「前に相談した弁護士はちょっと高圧的でした。先生はフランクでよかったです」と言われることもあります。

遺産分割や遺留分についての相談が多数

相続分野に力を入れている理由を教えてください。

相続問題は交通事故と同じく、誰にでも巻き込まれる可能性があります。被相続人が「うちの子どもたちは仲良しだから財産もうまく分け合うはず」と期待しても、亡くなった後に争いが起こるのが現実です。

たくさんの思い出を共有している家族や親族が相続問題で離散するのは悲しいものです。それらを何とか防ぎたいという思いで、相続分野に注力しています。

相続トラブルの特殊性は、当事者が家族や親族であることです。「あんなに仲が良かったのに、なぜ…」という、つらい気持ちがよく分かります。

だからこそ、和解に向けて物事を円滑に進めるのが、弁護士にとって腕の見せ所です。時には依頼者の意見を強く主張することもありますが、基本的には当事者の皆さんが納得できる「終着点」を目指します。

そのため、依頼者に譲歩を促すこともあります。皆さんが少しずつ歩み寄り、最後に握手で終われたら弁護士冥利に尽きます。

エース浜松事務所_弁護士複数写真2

どのような相談が多く寄せられるのでしょうか。

「遺産の分け方に納得できない」という内容が多いです。

例えば、きょうだいが実家を離れる中、自身は両親との同居を続け、お世話を頑張った方が「みんなは何も手伝ってくれなかったのに、受け取る財産が均等なのは理解できない」と相談に来られます。

また「被相続人と血がつながっているのに何ももらえない」などの遺留分に関する問い合わせも多いですね。

あるいは、相続人の取り分が減った場合に返還を求められる「遺留分侵害額請求」について質問されることもあります。

相談を受け、どのように対応しているのでしょうか。

伺った内容をもとに、複数の解決策を提示します。ただ、自分で選択するのは難しいと思いますので、おすすめの案も伝えます。法律の知識がなくても丁寧にご説明しますのでご安心ください。

続いて、被相続人の遺産がどれだけあるのか、負債などの「マイナス財産」も含めて調査します。その後は、他の相続人との話し合いをできるだけ穏便に進めていきます。

パラリーガルが案件に携わるのも当法人らしさです。依頼者は資料の取り寄せや相手方への伝言など、弁護士には頼みにくいことも気軽に相談できます。私たちも依頼者の情報をパラリーガルから聞くことができるので、どんなに多くの案件を担当していても、一件一件との関わりを密に保つことができます。

不安を抱えて弁護士事務所を訪ねてくる方に対し、法律の領域でなくても何らかのアドバイスを試みることも、弁護士の大事な仕事だと考えています。弁護士としては力になれなくても「次にやるべきことが見えてきた」と気づきの機会を提供できたらうれしいです。

エース浜松事務所_相談時写真

依頼者以外の相続人とはどのように接するのでしょうか。

他の相続人は相手方となるわけですが、敬意を持って接しています。私のような若手弁護士が高圧的な態度を見せたら、相手方も感情的になって話し合いどころではありませんよね。依頼者の不利益になることは避けなければなりません。

交渉でも「このたび担当になった弁護士です。ぜひお話しできれば幸いです」などと、丁重な姿勢で手紙を書くことから始めます。弁護士が関わることで、相手方が必要以上に構えてしまわないように注意しています。

弁護士との無料相談の前にヒアリングを実施

初回相談はどのような内容で行われるのでしょうか。

私との初回相談は無料です。相談では、皆さん言いたいことも聞きたいことも山ほどあるので、限られた時間で満足に話せるのか、不安に思われるかもしれません。

そのため、当法人でははじめに、パラリーガルとの面談を実施しています。来所が難しければ、電話やウェブ会議サービスを使っても構いません。相続人の数や財産の状況など、まずは簡単な質問にお答えください。

ヒアリングの内容を把握し、一定の見通しを立てた上で初回相談に臨むため、30分でも十分なのです。また、面談を担当したパラリーガルも同席するので、全くの初対面よりも一歩進んだ関係からスタートできます。

法律事務所を利用するのは誰でも緊張しますよね。どうぞ「相談だけなら無料だし」「悩みを打ち明けてすっきりしよう」と軽い気持ちでお越しください。

エース浜松事務所_相談室

弁護士に相談するメリットを教えてください。

相続では、遺留分のように「知らないと損をする制度」が存在します。遺言書を見つけたらとりあえず相談することをおすすめします。この段階で相談できれば、遺言書に「特定の相続人に全ての遺産を相続させる」と記載されていても、遺留分という権利を使って、最低限の相続分を取り戻す方法を知ることができます。

民法を熟知した弁護士だからこそ提供できるサポートがあるので、やはり相談するメリットは大きいと思います。

そのためにも「まずは問い合わせてみる」という第一歩を踏み出してほしいです。遺言や相続の内容に納得できず、弁護士に不満をぶつけたいという方もお待ちしています。

これまでで印象に残っている案件はありますか。

相続人が妻、娘、息子という、ごく普通のご家族だったのですが、娘さんと連絡が取れないということで妻の代理人を担当しました。娘さんが何か思うところがあったのか、急に連絡が取れなくなってしまったようでした。

こうしたケースで遺産分割協議を進めるためには、やはり弁護士が介入する必要があります。最終的には娘さんにも弁護士がついたこともあり、調停にいかずに無事に和解しました。争いが発生していなくても、弁護士が介入しなければ解決できないケースがあるんだなと驚いたので印象に残っています。

相続トラブルを抱える方々にメッセージをお願いします。

相続で揉めてしまい、仲の良い家族が疎遠になってしまうのは、本当に悲劇です。争いを避けるために、ぜひ生前に遺言書を作成することも検討してください。

弁護士に相談するタイミングは「ふと相続を意識した時」です。例えば、自分や両親が「誕生日を迎えた」「病気やけがに見舞われた」などが当てはまると思います。せっかくの機会を逃さないよう、気軽に弁護士にお問い合わせください。

私たち「弁護士法人エース浜松事務所」は、パラリーガルに何でも話せることも大きな強みです。相続で知りたいことがあれば、お気軽にご連絡ください。