初回相談45分無料。札幌で長年続く法律事務所の経験豊富な弁護士が相続トラブル解決に尽力
北海道札幌市で「弁護士法人水原・愛須法律事務所」を経営する愛須一史弁護士(札幌弁護士会所属)に、遺産相続案件を手掛ける上での心構えや事務所の強みなどを聞きました。長年続く法律事務所を経営し、自身も30年以上のキャリアを持つ愛須弁護士。家事調停委員の経験も活かし、相続問題の解決に取り組んでいます。「本やネットの知識を過信せず、ぜひ専門家の意見も聞きにきてほしい」と呼びかけます。
インタビュー
30年以上の弁護士キャリア。様々な役職も歴任
これまでのキャリアについて教えてください。
出身は札幌市で、北海道大学法学部を卒業しました。1992年に弁護士になり、水原清之弁護士が経営する法律事務所に入り、その後、法人化して弁護士法人水原・愛須法律事務所を設立しました。
これまで、札幌弁護士会会長・副会長、北海道弁護士会連合会理事長、日本弁護士連合会副会長、札幌家庭裁判所の家事調停委員など、様々な役職も務めてきました。
水原先生の時代も含め、とても歴史のある事務所なのですね。
そうですね。私も弁護士になって30年以上ですから、事務所の歴史としてはそれ以上です。水原弁護士が築いた信頼や意思を受け継ぎ、現在は私と福岡宏保弁護士が皆様に法的サービスを提供しています。
事務所として、どういったことを大切にされていますか。
トラブルを予防することです。弁護士はトラブルを解決する仕事というイメージが強いかもしれませんが、予防法務も大切な仕事です。一旦トラブルが起きると、解決のために時間・労力・費用がかかりますし、ストレスもかかります。
しかしトラブルを予防できれば、コストもストレスも最小限で済みます。あるいは、トラブルがまだ小さなうちにご相談いただくことで、コストもストレスも少なく済むことが多いです。
ご自身で何とかしようと頑張って手に負えなくなってからだと、解決の選択肢が減ってしまうことが多いです。「早くご相談いただければ、もっとよい結果になったのに…」と思うことは少なくありません。
家事調停委員としての経験が弁護士業務にも活きています
家事調停委員を務められたということですが、どういった仕事なのでしょうか。
相続で言うと、話し合いがまとまらないときは、家庭裁判所に遺産分割調停というものを申し立てます。調停とは、当事者の間に裁判所が入って、話し合いでの解決を目指す手続です。どちらの言い分が正しいか、白黒つけるものではありません。
当事者双方から話を聴いて、問題点を整理したり、ケースに合った解決策を考えたりするのが家事調停委員の仕事です。
どういう方が家事調停委員になるのでしょうか。
豊富な知識経験や専門的な知識を持つ人の中から、最高裁判所が任命します。具体的には、原則として40歳以上70歳未満で、弁護士、医師、大学教授、公認会計士などの専門家をはじめ、各分野から選ばれます。
もちろん誰でもなれるものではなく、弁護士の中でも限られた人しかなれませんし、不適任とされれば途中から任命されなくなります。私はありがたいことに、6年という長期にわたり務めさせていただきました。
家事調停委員を務めるようになって、弁護士業務にどのような影響がありましたか?
それまでは依頼者の代理人という片方の立場から調停を見ていましたが、調停委員は中立的な立場で双方の弁護士の仕事を見ることができます。
様々な弁護士の仕事を見る中で、参考になることも多かったですし、反面教師にすべきこともありました。そういった経験が、自分が代理人として調停に臨む際に活きていると感じます。それが結果的に依頼者のメリットにもなりますから、非常に貴重な経験でした。
案件の特徴を見極め、ベストな解決策を提案
相続についてよくあるご相談を教えてください。
遺産分割に関するものから遺言に関するものまで、相続全般について様々な相談があります。遺産分割で言いますと、たとえば感情的な対立が激しかったり、一部の相続人が強引に進めようとしたりして、話がまとまらないケースが多いです。また、一部の相続人に弁護士が付いたり、遺産分割調停を申し立てられたりして、相談に来る方もいます。
どういった想いから、相続分野に注力されていますか。
当事務所は、個人の方の身近な困り事を主に扱っています。そして相続トラブルは誰にでも起こり得ますし、トラブル予防は誰にとっても必要ですから力を入れています。相続は、たとえば遺言書を作ることでトラブルを防ぎやすい分野です。当事務所が大切にしている予防法務という観点からも、力を入れています。
相続案件を手掛ける上で心がけていることを教えてください。
依頼者に進捗状況をこまめに報告することを心がけています。相続は他の分野の案件よりも解決までに長期間かかることが多いです。依頼者を不安にさせないように、案件に少しでも動きがあれば必ず連絡するようにしています。
先生の事務所ならではの強みや、他の事務所との違いはどういったところでしょうか?
弁護士としての豊富な経験です。私は30年以上の経験がありますし、もう一人の福岡弁護士も10年以上の経験があります。
法律トラブルは知識だけで解決できるものではなく、一件一件特徴があります。目の前の依頼者にとって最善の解決に導くには、それぞれの特徴に合った対応を見極める目が不可欠です。依頼者の話をよく聴いて争点をすみやかに探知し、意向に沿う解決策を見つけるーー。それができるのも、積み重ねてきた経験があってこそと自負しています。
先生の事務所は弁護士法人ということですが、法人ならではのメリットもあるのでしょうか。
そうですね。通常は弁護士個人が依頼を受けるのですが、当事務所の場合は法人として依頼を受けることができます。
たとえば遺言書を作成するとき、遺言者が他界した後に遺言の内容を実現する遺言執行者を指定します。遺言執行者を弁護士個人にした場合、仮にその弁護士が先に他界した場合、いざ相続が発生したときに新たに遺言執行者を選任しなければなりません。
他方、遺言執行者を法人にしていれば、たとえ担当弁護士に何かあっても、法人に所属する他の弁護士が責任を持って対応できます。
どうして法人化しようと思われたのでしょうか。
前身となる事務所を設立した水原弁護士の意向です。ご自身が他界しても、依頼者のために途切れなく法的サービスを提供したいという理由でした。
札幌市内で法人化したのは、当事務所が最初ではないでしょうか。今でも、法人化していない事務所のほうが圧倒的に多いです。水原弁護士が他界してもこうして事務所が存続しているのは、法人化したおかげだったと思います。
初回相談45分無料。本やネットの知識を盲信せずお気軽にご相談ください
相続について弁護士に相談するメリットを教えてください。
やはり正しいアドバイスを受けられるところです。本やインターネットだと、どうしても一般論しか書いていなかったり、解説が不十分だったりすることが多いです。情報自体が間違っていることもありますし、解釈を間違ってしまうこともあります。
基本的な知識を得るためには有効ですが、実際にトラブルに巻き込まれたり、トラブルを予防したいと思ったときは弁護士に相談すべきだと思います。
先生に相談したい場合は、どのようにすれば良いでしょうか?
電話またはWebフォームからご予約ください。業務時間は、平日10時から21時、土曜13時から17時となっております。相談方法は、事務所へお越しいただくほかにオンラインでも可能です。
初回相談は45分無料としております。45分を越えた場合は、30分ごとに5,500円(税込)となります。45分あれば、一通りお話を伺って法律的なアドバイスまでお伝えできる場合が多いです。
相続について悩み、弁護士への相談を検討している方に向けて、メッセージをお願いします。
悩みや不安を抱えてどうすればよいかわからない場合や、周囲からのアドバイスに納得できない部分がある場合などは、ぜひ一度ご相談ください。
中には、「これは弁護士に相談することなんだろうか」「これは法律問題なんだろうか」と一人で悩む方もいらっしゃいます。そういう場合でも、とりあえず聞いていただければと思います。弁護士では対応できないことならそうお伝えしますし、当事務所は初回相談無料ですから、相談料が無駄になる心配もありません。
相談したからといって、必ずご依頼いただく必要はありません。ご家族や信頼できる友人などに相談しつつ、「法律の専門家である弁護士の話も一つの意見として聞いてみよう」という感じで、気軽に来ていただければと思います。