相談しやすい体制を整え、相続の悩みに本気で寄り添う。密な連絡と迅速かつ丁寧な対応がモットー
愛知県名古屋市中区栄で「名古屋H&Y法律事務所」を経営する藪内博之弁護士(愛知県弁護士会所属)に、遺産相続案件を手掛ける上での心構えや事務所の強みなどを聞きました。相談しやすい体制を作るため、初回相談を60分無料にし、土日祝や夜間相談、オンライン・電話相談にも対応している薮内弁護士。相続案件を手掛ける上で心がけていることなども聞きました。
インタビュー
依頼者の悩みを受け止め、本気で寄り添う法律事務所
これまでのご経歴について教えてください。
「忍者の里」とも呼ばれる三重県伊賀市出身で、名古屋大学理学部に進学しました。2019年に弁護士になり、姫路市内と名古屋市内の法律事務所に勤務した後、2024年に細江駿介弁護士とともに当事務所を設立しました。細江弁護士とは司法試験合格後の研修期間からの仲です。
事務所の理念はなんですか。
「本気で寄り添う」ということです。そのために、まずは依頼者が抱えている悩みをありのまま受け止め、共感することを大切にしています。
ときには、弁護士として、法的に難しいことは難しいと伝える必要がありますし、厳しい見通しを伝えざるを得ないこともあります。そのような場合も、頭ごなしに依頼者の想いや考えを否定することはしません。まずはしっかり受け止め、その上で、「なぜ法的に難しいのか」「できるだけ希望に近い解決をするにはどんな方法が考えられるか」といったことを丁寧に説明するようにしています。
こまめに連絡を取り合い、依頼者の不安を解消
相続分野に注力している理由を教えてください。
私も細江も、弁護士になってから一貫して、個人の方の法律トラブルを扱ってきました。相続は誰にでも起こりうる身近なトラブルで、ひとたび紛争になると自力で解決するのは非常に困難です。弁護士としてお役に立てる部分が多いため、力を入れて取り組んでいます。
相続案件を手掛ける上で、どういったことを心がけていますか。
相続案件は、戸籍を集めたり、遺産に関する書類を集めたり、金額を計算したりといった、様々な作業が必要になります。ミスをしないことはもちろん、スピーディーかつ計画的に進めることを心がけています。
また、相続人調査、遺産調査、他の相続人との交渉や調停など、どうしても解決までに時間がかかることが多いです。依頼者が「ちゃんと進んでいるんだろうか」「今どうなっているんだろう」と不安にならないように、密に連絡を取り、進捗状況をこまめに報告することも心がけています。
どのような相談が多いでしょうか?
遺産分割関連が多いです。「親や配偶者が亡くなって何から手を付けて良いかわからない」「相続人同士で話し合ったけれどうまくいかない」といった相談を多く受けています。
他の相続人に弁護士が付いて手紙が来たという相談や、調停を起こされて裁判所から呼出状が来て困っているという相談もあります。相続対策として遺言書を作りたいという相談も多いです。
相続人同士で遺産分割協議をする場合、どういったところが問題になることが多いですか。
感情的に対立して冷静な話合いができなくなっていることもあれば、相続人の中に連絡が取れない人がいてそもそも話合いを始められないというケースもあります。事案によって様々です。
不動産が絡む場合は、いくらと評価するのか、誰も相続したくない場合にどう処分するのかといったことも問題になります。私は宅地建物取引士の資格を持っているので、不動産に関する知識が豊富です。不動産業者とのつながりもあり、売却や査定についてもサポートできます。
これまで取り扱ってきた相続案件で印象に残っているものはありますか。
公正証書遺言の作成に関与した件が印象に残っています。
遺言者が入院しているとのことでしたので、遺言者のお子様からのご相談でした。お父様は個人で不動産を所有して事業を営んでいる方でした。
お父様からお話を聞かせていただき、これまで事業を立ち上げ安定した状態にするまで様々な苦労があったようで、事業を引き継いでもらい、将来にわたって存続させてほしいという強い思いがお父様にはありました。遺言書の作成の場面では、税金や遺留分を意識しながら事業に利用している財産の分配方法を検討することに気を配りました。財産の分け方以外にも、お父様の事業やお子様に対する思いを、遺言書にしっかりと組み入れて残すことができました。
遺言書の作成後、ほどなくしてお父様は亡くなられました。遺言書に記されたお父様の思いを、遺言という形として残すことができたことは、お父様にとって思いをお子様に伝える数少ない手段だったと思いますので、そういった人間らしい場面に関与することができて、とてもやりがいを感じました。
先生の事務所ならではの強みや、他の事務所との違いはどういったところでしょうか。
相談しやすい体制を整えているところです。法律相談は初回60分無料で、夜間や土日祝も対応可能です。スケジュール次第では当日相談も承っています。相談方法も、事務所まで来ていただく以外にオンラインや電話での相談にも対応しています。
悩みや不安を抱えている方は、すぐにでも相談したいと思うでしょう。ところがずっと先の日程でしか予約できなかったり、わざわざ事務所まで行く必要があったりすると、相談のハードルが上がってしまいます。そのハードルをできるだけ下げて、思い立ったらすぐに相談してもらえるように、このような体制をとっています。
無料相談もご活用いただき、もめる前にご相談ください
相続について弁護士に相談するメリットを教えてください。
相続は、単に法律のルールに沿って遺産を分ければ解決するわけではありません。遺産の評価をどうするか、介護に尽力した相続人の労力をどう評価するか、生前に一定の財産を受け取っていた相続人がいる場合にどうするかといった様々な問題があり、自分で対応するのはなかなか難しいと思います。弁護士に相談することで、それらの問題について専門的なアドバイスを受けられるのは大きなメリットです。
また、相続人同士の対立が激しい場合などは、弁護士に依頼して代理人として交渉してもらうことで、直接やりとりしなくて済むというメリットもあります。
早めに相談するメリットはどういったところでしょうか?
「弁護士に相談するのは、自分の手に負えなくなってからでいい」と考えている方もいますが、もめてしまった後だと、弁護士が介入したとしても解決に時間がかかる可能性があります。
すぐ依頼するかどうかはさておき、相続人同士で話し合う前にご相談いただくことをお勧めします。相続手続きの流れや、遺産分割の話合いをスムーズに進めるポイントなどをアドバイスします。相続に関する基本的な知識を知った上で手続きを進めることで、無用なトラブルの発生を防ぐことができます。
相続について悩み、弁護士への相談を検討している方に向けて、メッセージをお願いします。
相談のタイミングは早いに越したことはありません。「これは弁護士に相談することなのかな」と迷うようなことでも全く問題ありませんので、ちょっとした疑問や不安が浮かんだ時点で一度話を聞かせてもらえればと思います。
当事務所では初回相談は60分無料ですから、相談料が無駄になる心配もありません。相談したからといって必ずご依頼いただく必要もありませんので、まずは気軽にお問い合わせください。