相続弁護士 ドットコム

古林法律事務所

依頼者とのコミュニケーションを重視・家族の事情に応じた柔軟な解決策で相続問題をゴールに導く

相続は多くの人が一度は経験する手続き。身近な問題だからといって甘く見ず、正しい知識に則って手続きを進めることが重要ーー。東京都多摩市に地域密着型の事務所を構える古林 弘行弁護士(古林法律事務所)は、このように話します。無用なトラブルを防ぐためには、ちょっとした疑問や不安が生じた段階で弁護士に相談することが重要とのこと。相続について悩んだ場合に弁護士のアドバイスを受けるメリットや、案件を手がける上で心がけていることなどを詳しく伺いました。(東京弁護士会所属)

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古林 弘行弁護士
古林法律事務所
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インタビュー

問題解決に向けて、依頼者と一緒に進んでいきたい

2011年に弁護士登録をされ、翌年に今の事務所を開設されています。

学生時代に過ごしたのが多摩地域で、馴染みがある土地で地域に密着した事務所を開きたいと思い開業しました。

1つの案件が終了した後に同じ方から別件で依頼をされたり、お知り合いを紹介してもらったりすることもあります。多摩地域の皆様から信頼されている実感があり、この地に事務所を構えてよかったと嬉しく思っています。

事務所の理念や大切にしていることを教えてください。

最も大切にしているのは、依頼者と一緒に問題を解決することです。私が一方的に上から目線で案件を進めるのではなく、依頼者と認識をすり合わせながら一緒に解決に向けて進んでいく。そんな弁護士でありたいと考えています。

この理念を実現するために、依頼者とのコミュニケーションを重視しています。まずは相談内容をじっくり聞き、何に困っているのか、どのような解決を希望しているのかをヒアリングします。その上で依頼者にとって最も良いと思われる解決策を提示し、その方法を勧める根拠とともに、今後の方針についてわかりやすく説明することを心がけています。

どのような相談でも打ち合わせの時間は十分に確保します。最低でも1時間、案件によっては2時間ほどかけることもあります。

正しい知識を得ることがトラブル防止につながる

相続についてどのようなご相談が寄せられますか。

本当に千差万別ですね。「他の相続人から遺産の分け方について連絡がきたが、合意していいかわからない」「遺産分割の話合いが紛糾して、相続人同士では折り合いがつかない」など、内容は様々です。

地域の特性なのでしょうか。他の分野に比べて相続は相談件数が多いです。悩み解決のお力になれるよう、力を入れて取り組んでいます。

相続はほとんどの方が人生で一度は経験しますが、身近なことだからといって曖昧な知識で手続きを進めると思わぬトラブルに発展するリスクがあります。

弁護士に相談するのは揉め事が起きたとき、と考えている方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。具体的なトラブルが起きていなくても、「この進め方で間違いないのかな」など、ちょっとした疑問や不安が生じたら気軽にご連絡ください。早い段階で正しい対応方法をお伝えしたり、トラブルの芽を摘み取ったりすることで、大事に至ることを防げます。

相続の案件を手がける上で心がけていることはありますか。

相続のトラブルは、親族間、つまり長年関係を築いてきた者同士の争いという特徴があります。法律的な視点からだけではなく、これまでの関係性や相手方に対して複雑な感情を持っていることを踏まえて、解決方法を検討することを心がけています。

トラブルが解決した後も親族関係は続きます。案件終了後の関係性にも配慮し、長い目で見て最もよい結果に着地することを目指して取り組んでいます。具体的には、遺産分割協議書に「事件解決後、仏壇に焼香をあげることを認める」といった条項を入れたり、依頼者から「事件が解決したら親族同士の食事会をしたい」と希望があれば、仲介役として他の相続人に提案したりすることもあります。

相続について弁護士に相談・依頼をするメリットを教えてください。

最も大きなメリットは、トラブルの未然防止ができることです。トラブルが起きる前の段階で相談に来てもらえれば、手続きの正しい進め方や、円満に話し合うためのポイントなどをお伝えします。

また、法律や判例の知識に基づく正しい情報を得られることも非常に有益だと思います。相談を受けていて感じるのは、疑心暗鬼になっている方が多いことです。他の相続人に対して、「財産を勝手に使い込んでいるのではないか」「法律を無視して、自分に有利なように遺産分割を進めているのでは」などと疑いの目を向けて、不安や怒りの感情で苦しんでいる方は少なくありません。

弁護士に相談して正しい知識を得ることで、自分が疑っていたような事態は起きていなかったとわかれば、心理的な負担はかなり軽くなるはずです。もしも疑いが事実でありそうな場合は、今後の対応の仕方などをお伝えします。1人で抱え込んでいても辛い気持ちが大きくなるばかりです。ぜひ、専門家のアドバイスを聞きにきてもらえればと思います。

相続人同士の話合いを冷静に進められる点でも、弁護士を間に入れるメリットは大きいです。感情的に対立して当事者間では折り合いがつかない場合に、第三者である弁護士が間に入って話合いを取り仕切ることで、双方が冷静になり、スムーズな協議成立を目指せます。

トラブルから解放され、故人に思いを向けられるように

相続案件に取り組む上でのやりがいを教えてください。

相続が発生するのはご家族や大切な方が亡くなったときです。本来であれば、亡くなってからしばらくは故人を悼み、一緒に過ごした時間を振り返ることに集中したいものです。しかし、相続のトラブルが起きると争いの方に意識が向き、それどころではなくなってしまいます。

弁護士に案件を任せていただければ、依頼者自身になるべく負担がかからない形で解決に向けた対応を進めていきます。「揉めごとから早く解放されて、故人を偲ぶことに集中したい」。トラブル解決を通して、依頼者のそのような気持ちに寄り添えることが一番のやりがいです。

案件が終了した後に、依頼者から「ようやく、亡くなった母にいい報告ができます」「不安から解放されて、夫を思う時間に集中できそうです」といった言葉をかけていただくと、非常に嬉しいですね。

最後に、相続のトラブルを抱えて、弁護士への依頼を検討している方に向けてメッセージをお願いします。

相続は多くの方が経験する身近な出来事ですが、手続きを進めるにあたっては、法律や判例の知識が必要です。

「どうしたらいいのかわからない」「これは正しいのか」と少しでも不安や疑問が生じたら、まず弁護士にご相談ください。家族や親族の間の話だから自力で対処できるだろう、と考えて誤った対応をしてしまうと、大きなトラブルに発展する可能性があります。大事になる前に、ぜひ専門家のアドバイスを聞きにきてもらえればと思います。

すでにトラブルになっている場合、当事者同士で話し合って解決することは難しいケースが多いです。弁護士が間に入ることで感情的な対立が落ち着き、問題を前に進めることができます。早めに相談していただくほど早期解決の可能性が高まります。

相談内容によっては、不動産業者や不動産鑑定士、司法書士、税理士、会計士などの専門家と協力して対応します。相続に関するどのようなご相談も、気軽にお寄せください。