相続弁護士 ドットコム

自由西宮法律事務所

地域住民に寄り添う法律事務所 的確な見通しと証拠集めで依頼者の権利を守り、公平な遺産分割を実現

兵庫県西宮で家族と一緒に暮らしながら、地域の人々のお役に立ちたいーーそんな思いから、2017年に兵庫県西宮市で「自由西宮法律事務所」を開設された守谷自由弁護士。お子様と一緒に相談に来られる方のためにおもちゃを用意したり、来所に抵抗のある方のためにオンライン相談を実施したりと、地域住民に寄り添った法律事務所を目指しています。そんな守谷弁護士に、相続の案件を手がける際に心がけていることやご自身の強みについてお聞きしました。(兵庫県弁護士会所属)

自由西宮法律事務所(兵庫県 西宮市)守谷自由弁護士_メイン画像
守谷 自由弁護士
自由西宮法律事務所

インタビュー

リラックスして話ができるような地域密着型事務所に

事務所設立の経緯を教えてください。

西宮には勤務弁護士時代から住んでおり、非常に住み心地の良い街だと感じています。そんな西宮で家族と一緒に暮らしながら、地域の人々のお役に立ちたいと思い、2017年に「自由西宮法律事務所」を開設しました。事務所名は、私自身の名前である「自由」と西宮を組み合わせたものです。

西宮は中心都市ではありませんが、およそ50万人の人々が暮らす大きな街です。地域密着型の事務所として、住民一人一人に寄り添いながら、様々なトラブル解決に取り組んでいきたいと思っています。

事務所の環境作りで大切にしていることを教えてください。

弁護士に相談することは、初めての方にとっては緊張すると思います。不安に押しつぶされそうになりながらも勇気を出して相談に来てくださる方もいらっしゃいます。そのような方々が少しでもリラックスして話をしていただけるような事務所の雰囲気や環境づくりを心がけています。

また、お子様と一緒に相談に来られる方のために、お子様が楽しく過ごせるようなおもちゃを用意したり、なるべく相談時間をコンパクトにするなど、さまざまな取り組みを行っています。

感染症対策としては、ついたてや二酸化炭素濃度計の設置、こまめな換気などを行っています。オンライン相談も実施していますので、来所に抵抗がある方も安心してご相談いただければと思います。

相続案件で必要な証拠や主張を的確に把握

相続について、どのような相談が多く寄せられますか。

遺産分割に関する相談が一番多いと思います。例えば、法定相続分がもらえないといった相談や、生前贈与の有無で争っているといった相談があります。

相続分に関する争いは、遺言書が無いことが原因であることが多いです。この他、長子相続(財産は長男が継ぐものという考え方)を主張する方や、家業を継いだことを理由に単独での相続を主張する方もいます。

先生の強みを教えてください。

裁判所の判断を常に留意しながら進行できるところが強みだと考えています。相続案件には勤務弁護士時代から携わってきたので、裁判所に主張を認めてもらうには具体的にどこを主張すべきか、特別受益や寄与分を主張するにはどのような証拠が必要か、といった、経験に裏打ちされた知識が豊富にあると自負しています。

先生の事務所では、初回の法律相談はどのような流れで進んでいくのでしょうか。

相談に来る方の中には、「そもそも相続財産にどんなものがあるのか分からない」という方もいらっしゃいます。そこで、初回相談時には手ぶらで来ていただき、お話を伺いながら必要な知識・情報を一つ一つ丁寧にお伝えするようにしています。

これまでは弁護士に相談することなく当事者間で解決する方々も多くいたと思います。しかし、昨今はインターネットの普及によって、相続や法律事務所についてご自身で調べられるようになり、以前と比べると弁護士へアクセスしやすくなりました。ただ、どの弁護士に依頼するかは非常に重要ですので、まずは30分間の初回無料相談をご利用いただき、話しやすさや相性を見極めていただければと思います。

また、そもそも弁護士に相談するようなことなのか、と悩まれることもあるかと思いますが、それを判断すること自体が難しい問題ですので、まずはお気軽にご相談いただければと思います。

依頼者の思いも受け止める姿勢

相続分野において、どのようなところに難しさを感じますか?

相続は家族間で対立するので、長年の不満が噴出してしまいやすいので、単に法律論で画一的に対処するのではなく、当事者の感情的な部分も含めて解決を目指さなければならない点が難しい点ですね。

相続の案件を手がける際に心がけていることはありますか。

依頼者の感情や思いを受け止める、ということを心がけています。たとえトラブル解決という観点ではあまり関係のないことだったとしても、依頼者が不満や辛さを抱えていることは否定しようのない事実です。まずはどんな思いも受け止め、寄り添ったうえで、法的な主張ができる部分はなるべく汲み取る、という姿勢を大切にしています。

「無理だろう」と諦める前に一度相談

相続のトラブルが発生した場合に、弁護士に依頼するメリットは何でしょうか。

相続財産には、預貯金だけでなく、不動産や株式などの有価証券、純金などが含まれていることが多いです。こうした財産の価値をどのように算定するのか、というのは相続においてつまずきやすい点の一つであり、弁護士にご相談いただくのも有効な手段だと思います。

また、生前贈与や、特別受益、寄与分、遺留分といった、相続分の増減に関わる主張が認められるかどうか、見極めるのは専門家でないと難しいと思います。ご自身では「難しいだろう」と思われているようなケースでも、こちらから調査し直すことで可能性が見えてくることもあります。諦める前に、ぜひ一度弁護士にご相談いただければと思います。

最後に、相続のトラブルを抱えて弁護士への相談を検討している方に向けて、アドバイスをお願いします。

少しでも疑問に思うことや不安を感じることがあればすぐにご相談いただければと思います。例えば遺産分割に関しては、相続が発生した段階で来ていただくことで、今後生じる可能性のあるトラブルやその対処法についてお伝えすることができます。負債の方が多い場合は、被相続人が亡くなったことを知ってから3ヶ月以内に相続放棄を行う必要がありますので、なるべく早めにお越しいただければと思います。

また、これまで様々な案件に取り組む中で、「争うことで兄弟・親族関係が悪くなってしまうのではないか」「故人が悲しむのではないか」とご心配される方も多く見てきました。しかし、そこで我慢してしまうことで、その方はわだかまりを抱えながら生きていくことになってしまいます。相続を通じて一度関係を清算し、そのうえで今後付き合っていけるかどうかを改めて考えるというのも大切なことだと思います。