[事業承継] 会社側との粘り強い交渉により、当初提示額の3倍となる約1億円での株式売買を実現した事例
相談の背景

70代以上
遺産の種類有価証券
亡くなった創業者の株式を相続されたご依頼者様から「現経営陣に株式を適正な価格で買い取ってほしい」とのご相談でした。調査したところ、長年にわたり株主総会が適法に開催されておらず、役員報酬の決議に瑕疵がある可能性が判明しました。そのため、単なる株式の買取交渉だけでなく、過去の役員報酬等の返還請求も視野に入れた対応が必要な状況でした。
事務所の対応
まず、会社の登記や議事録などを精査し、株主総会決議の瑕疵を法的な観点から指摘しました。これを交渉の材料とし、現経営陣に対し、単なる株式の買取だけでなく、過去の役員報酬に関する不当利得返還請求の可能性も示唆しながら、粘り強く交渉を重ねました。ご依頼者様が納得できる適正な価格での売却が実現できるよう、法的な主張を組み立て、相手方と協議を進めました。
相談後の結果
当初、会社側から提示された買取価格の約3倍となる、合計約1億円で株式を売却する契約を締結することができました。ご依頼者様にも大変ご満足いただける結果となりました。
解決のポイント
中小企業の株式相続では、長年の慣行により法的に問題のある状態が見過ごされていることがあります。本件では、その点を法的に精査し、交渉を有利に進められたことが大きなポイントでした。早期にご相談いただいたことで、適切な対応が可能となりました。
解決した事務所