[遺産分割] 兄による700万円の預金使い込みを指摘し、遺産分割調停で400万円多く取得した事例
相談の背景

40代 | 女性
遺産の種類現金・預貯金
亡きお父様と同居していたお兄様が、生前に父の預金から約700万円を無断で引き出していた疑いがある、というご相談でした。ご依頼者様が遺産分割の話合いのためこの点を指摘したところ、お兄様はこれを認めず、協議は決裂。このままでは不公平な内容で遺産分割が進んでしまうと、大変お困りの状況でした。
事務所の対応
家庭裁判所に遺産分割調停を申し立て、その中で、お兄様による預金の使い込み問題を解決する方針をとりました。お兄様の「父の生活費に使った」等の主張に対し、引き出し額の大きさやお父様の当時の状況から、その不合理さを指摘しました。訴訟も辞さない姿勢を示しつつ、現実的な解決策として、引き出し額の一部を遺産に戻す形での和解案を提示し、交渉を進めました。
相談後の結果
最終的に、お兄様が引き出した額の約6割(400万円超)を遺産に加算した上で分割することに合意。結果として、ご依頼者様はお兄様より400万円程度多く遺産を取得する内容で調停が成立しました。別途訴訟を起こす負担を回避し、迅速な解決を実現できました。
解決のポイント
生前の預金引き出しは、本来、遺産分割とは別の裁判で争う必要があります。しかし、それでは時間と費用の負担が大きくなります。本件のように、調停の場で、客観的な証拠を基に相手方の主張の不合理さを指摘し、現実的な解決案を提示することで、迅速かつ有利な解決に至る場合があります。
解決した事務所
藤枝やいづ合同法律事務所解決事例土日祝相談可
初回相談無料
18時以降相談可
当日相談可
後払いあり
法テラス利用可
着手金無料あり
女性弁護士在籍
電話相談可
オンライン相談可
| 住所 | 静岡県藤枝市築地838 落合電機ビル2階 |
| 最寄駅 | 西焼津駅 |
| 対応地域 | 全国対応 |
| 営業時間 | 平日 9:00〜17:30 |