[遺留分] 遺言無効の主張から方針転換し、和解によって遺留分相当額を獲得した事例
相談の背景

50代 | 男性
遺産の種類その他
被相続人が残した遺言書の内容に納得がいかず、ご自身で筆跡鑑定を取得されました。その鑑定結果に基づき、遺言の無効を他の相続人に主張していましたが、相手方から鑑定資料や手法に問題があると反論され、交渉が膠着状態となっていました。このままでは解決が難しいと感じ、当事務所にご相談に来られました。
事務所の対応
ご依頼を受け、まずご依頼者様がお持ちの筆跡鑑定書と、相手方の主張を詳細に検討しました。その結果、鑑定には弱点があり、訴訟で遺言の無効を認めさせることは困難を伴う可能性があると判断しました。そこで、ご依頼者様と協議の上、遺言は有効であることを前提とし、遺留分を請求する方針に転換して、相手方との和解交渉を進めることにしました。
相談後の結果
訴訟上の和解協議において、当方が主張する遺留分侵害額について相手方と交渉を重ねました。その結果、こちらの主張がおおむね認められ、ご依頼者様が遺留分に相当する解決金を取得する内容で和解が成立しました。
解決のポイント
遺言の有効性を争う際、鑑定結果のみに固執するのは得策でない場合があります。本件のように、状況を客観的に分析し、遺留分請求へと柔軟に方針を転換することで、依頼者にとって望ましい結果を早期に実現できることがあります。
解決した事務所
中村法律事務所解決事例土日祝相談可
当日相談可
分割払いあり
法テラス利用可
電話相談可
全国出張対応
| 住所 | 広島県広島市中区東白島町21-19 |
| 最寄駅 | 家庭裁判所前駅 |
| 対応地域 | 全国対応 |
| 営業時間 | 平日 8:30〜17:00 |