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| 住所 | 北海道釧路市浦見1-1-7 |
| 最寄駅 | JR釧路駅よりバス10分 |
| 対応地域 | 北海道 |
| 営業時間 | 平日 9:00〜17:00 |


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那知哲 | 弁護士法人那知哲法律事務所
北海道釧路市「弁護士法人那知哲法律事務所」の那知哲弁護士(釧路弁護士会所属)に、相続への取り組みについて聞きました。長年のキャリアで培った豊富な知識と経験を持つ那知弁護士。丁寧なヒアリングと徹底した判例調査を重視し、依頼者に最も有利な法的根拠を見つけて戦略を立て、最善の解決を目指します。相続案件を手がける上での心構えや、弁護士に依頼するメリット、印象深い案件などについて詳しく聞きました。
私は芦別で生まれ、10歳の時に釧路に移り住み、そこで小中高を卒業しました。大学進学後は東京で過ごしましたが、司法試験合格後の司法修習は釧路で行い、修習終了後すぐに釧路で開業しました。1997年から弁護士として活動を始め、今年で28年目になります。
当事務所のモットーは「親切に丁寧に誠実に」です。これを実現するために、依頼者の話をよく聞き、どのようなことで困っているのか、どうしたいのかを、私と事務員がしっかりと把握するように努めています。そして、できるだけ依頼者の希望に沿う形で、問題解決に向けた対応を進めていきます。
最も多いのは、親が亡くなった後、兄弟姉妹の間で預貯金や不動産などの財産をめぐって争いが生じているケースです。状況は様々ですが、例えば「不動産をそのまま取得したい人と、売却して現金で分けたい人とで対立している」「遺言が見つかったが、特定の相続人に極端に有利な内容になっている」「被相続人の面倒を見てきたので、それを考慮して取り分を増やしてほしい」などがあります。
1つは、丁寧な聞き取りです。特に、被相続人の生前に依頼者がどのような状況にあったのかを詳しく聞きます。状況によっては法定相続分よりも多く遺産を取得できる可能性があるからです。依頼者にとって有利な結果につながる事情を逃さずに把握し、それを踏まえて交渉や書面作成を行います。
もう1つは、判例の調査を徹底することです。過去の判例や審判例を丁寧に調べ、依頼者に有利な判例を見極めて裁判所に提案し、希望に沿った解決を実現できるように努めています。相続案件では、数百万円、数千万円単位の金額が関わることが多く、依頼者の人生に大きな影響を与えます。どんな判例をどう活用するかで、最終的に依頼者が受け取れる金額に差が出ることもあるので、判例や文献は念入りに調べます。
丁寧な聞き取りや調査は依頼者の安心・納得にもつながるので、特に重視しています。

弁護士に依頼することで、自身の法的権利を適切に主張することができます。
今は、インターネットや書籍で相続に関する情報を手軽に調べられます。ただ、収集した情報をどのように活用するか、具体的な事情に応じてどう主張していくかは、一般の方ではなかなか判断できないと思います。寄与分や特別受益など、有利に働く可能性がある制度は複数ありますが、これらを調停や審判で効果的に主張するには専門的な知識と経験が必要です。
弁護士であれば、依頼者に認められた権利や有利な事情をもれなく把握し、法的根拠に基づいた説得力のある主張を展開することができます。依頼者が持つ強みを最大限に活かして、権利を守れるようにサポートすることが、弁護士の役目だと考えています。
弁護士に相談することで、今後の見通しや解決方法が分かります。早い段階でそれらを知ることができれば、漠然とした不安から早く解放されるでしょう。1人で悩み続けても出口は見つからず、心理的な負担だけがどんどん大きくなってしまいます。
また、当事者だけで解決しようとして話し合いを続けた結果、関係がこじれて、最終的に電話もメールもLINEも通じないという状態になる可能性があります。その状態で弁護士が入っても、解決までには相当の時間がかかることが少なくありません。
不安を早く手放し、スムーズな解決をはかるためにも、ぜひ問題がこじれる前に弁護士に相談してもらえればと思います。

1つは、前述した、丁寧な聞き取りと判例調査の徹底です。依頼者の話をよく聞いて希望を把握し、その実現のために有利な判例を探して戦略を立て、最善の解決をはかります。
また、弁護士として28年の経験を積んだことによって、様々な角度から事案を見られるようになりました。経験を積むほどに対応方法の引き出しも増えていますし、見立ての精度も向上していると感じます。
依頼者が遺産の使い込みを疑われたケースで、印象に残っている案件があります。
依頼者は、父親が身体が弱くなってから亡くなるまでの6年間、父親に頼まれて、口座から病院代や施設入所の費用などを引き出したり、父親の生活に必要な物品を購入するためにお金を下ろしたりしていました。
しかし、父親の死後に他の相続人が口座を調べたところ、残高が想定より少なくなっていたため、依頼者が使い込みの疑いをかけられたのです。依頼者は、「自分のためにお金を使ったわけではない。疑いを晴らしたい」ということで当事務所に相談に来られました。
依頼を受けて、まずは依頼者が父親のためにお金を使ったことの証拠を集めました。この案件では、領収書などの証拠が残っていなかったため、病院や施設に問い合わせを行い、実際の支出を一つひとつ立証していきました。可能な限り資料を収集し、相手方と相手方の弁護士が納得できる形で説明するように努めました。
最終的には調停で、父親のためにお金を使ったことが認められ、依頼者は法定相続分どおりの遺産を取得することができました。
立証は大変でしたが、疑いが晴れなければ依頼者は兄弟からずっと白い目で見られることになってしまいます。依頼者の名誉のためにそれは絶対に避けなければならないと思い、全力で取り組みました。無事に解決して依頼者から非常に喜ばれ、印象に残っている案件です。

相続の悩みを抱えたら、なるべく早めに弁護士に相談することをお勧めします。
当事者間での話し合いで解決できれば理想的ですが、それが困難な場合は、関係がさらに悪化する前に弁護士にご相談ください。
できるだけ遺恨を残さない形で解決するためには、早期の専門家の介入が有効です。最良の解決に向けて、誠心誠意サポートさせていただきます。
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