相続弁護士 ドットコム

田阪法律事務所

豊富な経験を活かし、使い込みや遺言無効などの相続問題を解決〜初回相談30分無料・土日夜間も対応

大阪市北区堂島で「田阪法律事務所」を経営する田阪裕章弁護士(大阪弁護士会所属)に、遺産相続案件を手掛ける上での心構えや事務所の強みなどを伺いました。田阪先生は相続全般について豊富な経験をお持ちで、特に財産の使い込みや遺言無効といった難しいトラブルの解決に注力されています。使い込みが問題となるケースが増えている理由などもお話いただきました。

田阪法律事務所(大阪市北区)田阪裕章弁護士_メイン画像
田阪 裕章弁護士
田阪法律事務所

インタビュー

「トコトンやる」を理念に、弁護士として15年以上のキャリア

これまでのご経歴について教えてください。

もともと公務員をしており、郵政省や総務省などで通信事業に携わっていたのですが、一念発起して司法試験に挑戦し、2008年に弁護士になりました。その後、大阪市内の法律事務所に所属し、2024年1月に当事務所を開設しました。

事務所の理念を教えてください。

一言で言うと、「トコトンやる」ということです。依頼者が求める結果を出せるように徹底的に調査や検討をおこない、解決のために有効だと考えられることはとにかく全てやります。「普通の弁護士ならここで諦めるかも」と思うところから、さらに一歩二歩踏み込むんです。

結論が8割方見えていても、残り2割を手を抜かずにやることで、思わぬ解決の糸口や依頼者に有利な証拠が見つかり、一気に風向きが変わることもあります。

相続全般に対応。使い込みや遺言無効の案件にも注力しています

相続について、どういった相談が多いでしょうか?

田阪法律事務所_外観

当事務所は財産(遺産)の使い込みと遺言無効の問題解決に力を入れていますので、それに関する相談が多く寄せられます。「あるはずの遺産がなくなっている」「遺産がどこにあるかわからない」「遺言の内容に納得できない」といったきっかけでご相談いただくことが多いですね。

遺産の使い込みというのは、どういった相談なのでしょうか?

典型的には、被相続人(=亡くなられた方)と同居していた相続人が、被相続人の財産を自分の生活費や遊興費に使ったのではないかと疑われるケースです。こういったケースでは、使い込みの事実を証明するために、銀行の入出金履歴を徹底的に調べたり、生前の被相続人の判断能力を確認するために医療記録を取り寄せて精査したりします。

弁護士になって最初に勤めた法律事務所で医療過誤事件を手がけた経験があるので、医療関係の記録を読むのも得意です。

また、使い込んだ財産を返すように請求しても、相手がすんなり応じるとは限りません。知らないと言ったり、被相続人のために使ったと弁解したり、手元にお金が残っていなくて返そうにも返せないなど、様々なケースが考えられます。

使い込み案件は話合いではなかなか解決しないため、当事務所では早々に裁判を起こすことが多いです。裁判の中で使い込みについて明らかにしていき、さらに裁判の中で遺産分割までできれば、改めて遺産分割調停を申し立てる必要もないので、依頼者にとってメリットが大きいと考えています。

なぜ、使い込みが問題となるケースが増えているのでしょう?

高齢化が進んでいることと、健康寿命とともに不健康寿命も伸びたことが理由だと思います。年齢とともに体や認知機能は衰えますので、同居している家族に金銭管理を任せざるを得ない方も多いです。

管理を任せていた期間が数ヶ月であれば使い込まれる金額も少ないですし、使途を突き止めるのも比較的簡単です。ところが実際は、数年から10年以上任せていたケースも珍しくありません。それだけ長い期間になれば金額も大きくなりますし、使途を突き止めるのも簡単ではありません。そういった難しいケースこそ、弁護士の力量が問われます。

相談しやすい体制づくりや納得できるプロセスを大切にしています

相続の分野に注力している理由を教えてください。

相続問題は突発的に起こることが少なくありません。また、相続の手続きの中には期限が決まっているものがあるため、早急な対応が必要な場合もあります。相続問題で悩んだとき、安心して相談・依頼できる弁護士でありたいと考えて、注力するようになりました。

先生の事務所ならではの強みや、他の事務所との違いはどんなところでしょうか。

まず、弁護士として15年以上の経験があり、相続は弁護士になった当初から力を入れています。そこで得られた経験や知識は強みだと考えています。

また、税務・不動産・登記などの専門家と連携したワンストップ対応ができるところも強みです。

さらに、相談しやすい体制も当事務所の特徴です。具体的には、初回の事務所での相談は30分無料にしており、当日や土日祝、夜間も相談可能です。オンライン相談にも対応しているので、遠方の方や事務所までお越しいただく時間を取りづらい方でもご相談いただけます。

相続問題を手掛ける上で心がけていることを教えてください。

田阪法律事務所_田阪裕章弁護士記事内画像

相続問題は、当事者が感情的に激しく対立しやすい傾向があります。家族・親族間の長年にわたる不平不満が、相続を機に爆発するわけですね。そして、その不平不満が全て解消されるような遺産分割ができるかというと、なかなか難しいです。法律の限界もありますし、そもそも立場によって物事の捉え方や想いは違うからです。

だからこそ、先ほど理念としてお話した「トコトンやる」ということを、より強く意識しています。ご依頼を受けるのであれば、「まだやれることがあったんじゃないか?」と心残りがあるようではまだまだであり、「できることは全てやった」と自信を持って言えなければ、例えいい結果が出たとしても、解決したことにはならないのではないかと思っています。

結果はもちろん大事ですが、そこに至るプロセスも大事にされているのですね。

そうですね。法律的には難しいかなと思うことでも、主張してみたら意外と相手が応じてくれることもあります。見通しは立てつつも決めつけすぎず、柔軟な思考で打てる手を考え、実行することを大切にしています。

これまで取り組んできた相続案件の中で、印象に残っているものはありますか。

遺産の使い込みに関する案件が記憶に残っています。もともと別の弁護士に依頼されていたのですが、やり方が合わず、弁護士を変えたいということでご依頼いただきました。

依頼者はとても熱心な方で、ご自身で銀行から入出金の履歴を取り寄せて、お金の流れの一覧表を作っていました。ただ、前任の弁護士はそれを特に整理しないまま裁判所に出していたようです。100ページくらいありますし、依頼者自身が作ったものですから、そのまま提出しても有効的とは言えませんでした。

依頼者が一生懸命に作成した資料を活用するために、膨大な情報を一から読み込んだ上で重要な部分をピックアップし、詳細な説明も記載して裁判所に提出しました。その結果、こちらの主張が一定程度認められたんです。

依頼者としては、きちんと自分の主張や想いを汲んでくれたと感じたでしょうし、私としても、理念である「トコトンやる」ことの大切さを改めて実感した案件でした。

初回相談30分無料。手遅れになる前にご相談ください

相続について、弁護士に相談するメリットを教えてください。

田阪法律事務所_会議室

一番のメリットは、法律知識や経験に基づく、正しいアドバイスを受けられることです。

ご自身が認識している事実や法律知識が、そもそも間違っているということは少なくありません。間違った認識を前提に行動すれば、当然間違った方向に行ってしまいます。ネットで情報を調べてご自身で対処しようとする方も多いですが、ネットの情報が間違っていることもありますし、誤った解釈をしてしまう可能性もあります。

弁護士に相談すれば、個々の事情を踏まえて、問題を解決するための適切な方法を提案してもらえます。相談のタイミングが早いほど採れる選択肢が多くなり、逆に、相談が遅れると選択肢が限られ、希望に沿う解決を導くことが難しくなる場合があります。

1人で抱えていても状況は改善しないので、ぜひ一度、弁護士の意見を聞きに来てもらえればと思います。

先生に相談したい場合は、どのようにすれば良いでしょうか?

お電話かインターネットからご予約ください。電話は、平日・土日祝問わず、朝9時から夜8時まで受け付けています。初回の事務所での相談は30分無料で承っているので、費用の心配をせずご相談いただけます。

相続について悩み、弁護士への相談を検討している方に向けて、メッセージをお願いします。

長く弁護士をやっていますと、「もっと早く相談してくれていれば」と思うことも多いです。少しでも疑問や不安に感じることがある方は、何でもご相談ください。他の弁護士から難しいと言われた案件でも、当事務所なら解決の糸口を掴める可能性があります。諦めずに一度話を聞かせていただければと思います。