相続弁護士 ドットコム

福岡パシフィック法律事務所

不動産・高齢者福祉等の専門知識を活かし、複雑な相続トラブルも力強く解決に導きます

福岡市中央区六本松で「福岡パシフィック法律事務所」を経営する米田宝広(よねだ たかひろ)弁護士に、遺産相続案件を手掛ける上での心構えや事務所の強みなどを伺いました。米田先生は、弁護士になる前に不動産関係の仕事をされており、弁護士業務にもその知識と経験を活かされています。弁護士に相談・依頼するメリットやタイミングについても、わかりやすく教えていただきました。(福岡県弁護士会所属)

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米田 宝広弁護士
福岡パシフィック法律事務所
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インタビュー

タイプの違う弁護士がいるからこそ、幅広い対応・柔軟な対応が可能に

事務所の強みや特徴を教えてください。

事務所設立時は私1人でしたが、現在は4人の弁護士が所属しています。それぞれ様々な経歴や資格を持っており、注力分野も異なります。私は相続・不動産などに力を入れていますが、債務整理・離婚・労働問題に注力する弁護士、高齢者福祉問題に注力する弁護士、消費者問題に注力する弁護士もいます。

「同じ事務所なのに、どうして注力分野が違うのだろう?」と不思議に思われるかもしれませんが、私はあえて自分と違うタイプの弁護士を迎えることを心がけておりました。というのも、自分と似たタイプばかりだと、対応できる分野が限られますし、どうしても解決方法が単純化してしまいます。

たとえば相続と一口に言っても、不動産や借金といった問題が絡むこともありますし、時には穏便に交渉で解決する場合もあれば、裁判で激しく闘う場合もあります。そういった様々なニーズや状況に的確に対応できてこそ、依頼者様のお役に立てるのだと思います。

その点、当事務所の弁護士は良い意味でタイプが違いますので、依頼者様の様々なニーズに対応できますし、案件に応じた柔軟な解決が可能です。野球で例えると、ホームランを打てる選手、足が速い選手、守備が上手い選手、ムードメーカーになれる選手、色んな選手がバランスよくいることでチームが強くなるのと同じです。

事務所として、どのようなことを大切にしていますか?

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結局のところ、「依頼者様のお役に立つ」ということに尽きます。言葉で言うのは簡単ですが、実践するのは簡単ではありません。依頼者様によってニーズは違いますし、性格もそれぞれです。たとえば、いくら時間がかかっても徹底的に闘って勝ってほしいと望む方もいれば、できるだけ穏便に早く終わってほしいと望む方もいます。

また、一口に「相続」といっても同じ事件は1つもありません。ですから、「どうすればもっと依頼者様のお役に立てるか」ということは、日々考え続けています。

依頼者様の安心感も大切にしています。当事務所では、ご依頼いただいた後はLINEでも連絡が取れるようにしています。LINEは事務所全体で対応できるようにしていますので、担当弁護士が不在の場合でも、事務局から一言「いついつまでにお返事します」と返すことで、依頼者様のご不安を少しでも取り除けるような工夫をしております。

不動産や高齢者福祉の知識・経験も活かして相続問題を解決

相続に注力している理由を教えてください。

父が不動産業を営んでいて、私も弁護士になる前はそこで働いていました。ですから、不動産に関する知識と経験が多く、お役に立てる自信があります。そして不動産と同時によく問題となるのが相続です。わかりやすい例としては、亡くなった方の不動産を誰が相続するのか、売るとしてもどうやって、いくらで売るのが良いのかといったケースです。

相続自体は多くの弁護士が取り扱う分野ですが、そこに私が得意とする不動産という分野を掛け合わせることで、より依頼者様のお役に立てると考えて力を入れています。

また相続では、相続人の一人が高齢の親を囲い込んでしまうようなケースもあります。当事務所には高齢者福祉に注力している弁護士もおり、そういった問題にも適切に対応できますので、事務所全体として相続に注力しています。

相続について、どのような相談が多いですか?

幅広いご相談をいただいていますが、よく問題になるのは、使途不明金や生前贈与などです。たとえば父親が亡くなった場合に、同居していた子どもが通帳を管理していたというのはよくある話です。そこから施設代や生活費を出すのは問題ありませんが、よくわからない引き出しがある場合、他の相続人は「私的に使い込んでいたのではないか」と疑うわけです。そういう場合は、弁護士が介入して、その引き出しは何だったのかということを調査し、場合によっては裁判を通じて取り返すという対応を採ります。反対に、使い込みを疑われている立場であれば、正当な引き出しだったと証明していきます。

生前贈与で問題になるのは、典型的には、ある相続人だけが生前に多額の援助をもらっていたような場合です。また、ある相続人が亡くなった方の不動産に住んでいて、最初は賃料を払っていたけれど途中から払わなくなり、それが生前贈与に当たるのではないかといった争いになることもあります。

これまで取り組んできた相続案件の中で、印象に残っているものはありますか。

どれも印象深いですが、印鑑のない自筆遺言の有効性が問題になった案件があります。私は有効と主張する側の方から依頼を受け、代理人を務めました。

法律上、自筆証書遺言には印鑑が必要なので、「印鑑がない以上、この遺言は無効です」と伝えて、依頼者様に諦めてもらうこともできたでしょう。ですが私は、そもそも印鑑の意味とは何かということを考え、大学教授に意見書を書いてもらうなど手を尽くして闘いました。その結果、法定相続分以上の遺産を相続して解決することができました。

「何か手はないか」と一生懸命考え、依頼者様のために全力を尽くす大切さを、改めて実感した案件でした。

相談だけでも早めにしていただければ、手遅れにならずに済むことも

初めて法律相談に行く方は様々な不安を抱えていると思いますが、初回相談で心がけていることはありますか?

相談に来られる方は、たくさんの「わからないこと」を抱えています。ですから、しっかりお話を聴いて、丁寧にわかりやすく説明することを心がけています。説明に関しては、法的な見通しはもちろんですし、どういう手続きにどれくらい時間がかかって、いつ・どれくらいの弁護士費用を支払う必要があるのかということも、ホワイトボードに書きながら説明しています。

相続について弁護士に相談するメリットを教えてください。

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私がよくお伝えしているのは、「一番のメリットは、弁護士からアドバイスを受けることではなく、代理人になってもらえること」ということです。

たとえば皆さんが、野球の試合で勝ちたいとします。そのときに、「ボールをしっかり見て打ちましょう」とか「腕をしっかり振って速い球を投げましょう」といったアドバイスをもらって自分が試合に出ても、そう簡単に打ったり投げたりできませんよね。それだったら、上手に打てる人・投げられる人に代わりに試合に出てもらう方が良いわけです。

法律トラブルも同じです。ネットで検索すれば、たくさんのアドバイスを得られますが、知っていることと実践することは全く別物です。そもそもネット上には、間違ったアドバイスもたくさんあります。

ですから、本来弁護士を代理人に立てれば上手くいくような場合に、アドバイスだけ受けて自分で対応するのはお勧めしません。こちらの言い分を可能な限り実現し、相手の主張が間違っていれば跳ね返す。それができるのは、我々弁護士がプロだからです。

そういう意味で弁護士に相談するメリットは、自分で対応する前提でアドバイスをもらうということではなく、弁護士を代理人に立てるべきケースなのか知る、どの弁護士に依頼するか相性を確かめる、といったところが大きいと思います。

早めに相談するメリットと、相談が遅れることによるデメリットを教えてください。

早めに相談するメリットは、打てる手が多いこと、そして依頼者様の希望を叶えられる可能性が高いことです。相談が遅れることのデメリットは、この反対です。

また野球の例にはなりますが、すでに5対0で負けていて、試合終盤になってピッチャーとして出場しても、チームを勝たせることは難しいです。逆に、最初から出場していれば、0点に抑えて、1点でも取れば勝てます。

これと同じで、トラブルの初期から相談や依頼をしていれば打てる手があったのに、遅れてしまったばかりに有利な手が打てなくなることは少なくありません。また、時効や控訴期限といった法律上の制限もあり、それを過ぎてしまったために、対処のしようがなくなったケースも多々あります。

「手に負えなくなったら弁護士に相談する」と考えている方も多いですが、手に負えなくなる前に、相談だけでもしていただくことをお勧めします。

最後に、相続問題で悩んでいる方へメッセージをお願いします。

弁護士は、まだまだ敷居が高いと思います。私も弁護士になる前にトラブルを経験したことがありますが、当時は弁護士に相談するという発想自体ありませんでした。しかし今振り返ると、あのとき弁護士に相談していれば、また違った結果になっていたかもしれないと思います。

弁護士に相談するのは勇気がいるかもしれませんが、一歩踏み出して、問い合わせをしてみてください。相談したからといって、必ずしも依頼をする必要はありません。2つか3つ法律事務所に相談に行き、弁護士の意見やアドバイスを聞いた上で、依頼するかどうかをじっくり検討してもいいと思います。そして、相談先の1つに当事務所を入れていただければ嬉しいです。