相続弁護士 ドットコム

弁護士法人ガーディアン法律事務所立川オフィス

立川駅から徒歩5分、裁判所へも好アクセス〜相続問題において未来を見据えた解決策を提案

2016年に国分寺にオフィスを開設して以降、立川、八王子の3か所に拠点を構える「ガーディアン法律事務所」。事務所に関わるすべての人の幸せを支えるという理念のもと、西東京を代表する法律事務所を目指しています。今回は立川オフィスの所長を務める天井政彦弁護士に話を伺い、相続問題を弁護士に相談するメリットや、相続案件を扱う上で心がけていることなどを教えていただきました。(東京弁護士会所属)

弁護士法人ガーディアン法律事務所立川オフィス(東京都立川市) 天井政彦弁護士_メイン画像
天井 政彦弁護士
弁護士法人ガーディアン法律事務所立川オフィス

インタビュー

依頼者の悩みや不安を具体的かつ詳細に把握する

事務所設立の経緯を教えてください。

当事務所の代表である木谷弁護士、八王子オフィスの所長である後藤弁護士、国分寺オフィスに所属している園田弁護士とは、もともと同じ都内の大手法律事務所で働いていました。

意気投合して4人で一緒に事務所を立ち上げることになり、最初に木谷弁護士と後藤弁護士が事務所を退所し、2016年に当事務所を開設しました。それから1年して、2017年に私と園田弁護士が合流しました。

開設した当初は国分寺オフィスのみでしたが、その後、八王子と立川にもオフィスを開き、私は立川オフィスの所長を務めています。

立川オフィスは、国分寺と八王子のどちらにも近く、裁判所へのアクセスが良いという理由から、2021年に開設しました。西東京エリアに良質なリーガルサービスを届けられるように、3つのオフィスが常に連携を取りながら業務に取り組んでいます。

当事務所の理念は、事務所に関わるすべての人が幸せになることです。依頼者はもちろんのこと、事務所で働く弁護士やスタッフ皆が幸せになれる事務所を目指しています。

相続分野に注力している理由を教えてください。

相続は離婚と同様、家庭の中で起こる問題であり、生活に密着しています。私自身、前の事務所では家事事件を扱うことはなかったのですが、地域に密着した活動をする上で、家事事件は欠かすことができないと考え、積極的に取り組むようになりました。

相続問題は、多くの人々が直面する重要なテーマです。複雑な家族関係や感情的な側面から、意見の対立や争いが生じます。そのような問題に目を向けて、解決のために尽力することは、弁護士として意義あることだと感じています。

相続案件を手がける際に心がけていることはありますか。

依頼者の悩みや不安を具体的かつ詳細に把握するように心がけています。これまで多くの相続案件を手がけてきましたが、内容がまったく同じ案件は存在しません。過去に類似したケースがあったからといって、早急な判断をすることは避け、時間をかけて依頼者の話を聞くようにしています。

悩みを把握した後は、依頼者の意向を確認しながら、最適な解決策を一緒に検討します。誰もが同じ解決方法を求めるわけではありません。早急に紛争を解決したい方、財産を最大限に守りたい方、平和的な解決を望む方など、個々の希望や価値観は異なるため、判断を見誤らないよう注意しています。

中には、依頼者の要望を実現することが難しいケースもあります。そのようなケースでは、率直に状況を説明して代替案を提案し、依頼者の意向を確認するようにしています。

依頼者の未来の幸福に繋がる解決を目指す

これまで扱ってきた相続案件の中で、印象に残っているものはありますか。

私の依頼者が相続する不動産の価値を巡って、他の相続人と争った案件が印象に残っています。

遺産分割調停で不動産評価が争点になった場合、裁判所が選任した不動産鑑定士に不動産の価値を算定してもらうことがあります。しかし、その案件の鑑定結果は、私たちの期待する評価とはかけ離れており、非常に高額なものでした。

不動産の価値が高額であるほど、依頼者が他の相続人に払う対価も高額になってしまいます。この鑑定結果に対して疑念を抱いた私たちは、迅速に行動を起こしました。

自ら情報収集を行い、他の鑑定士にも調査を依頼し、鑑定結果の信憑性を確かめました。その結果、裁判所が選任した鑑定士の評価が不自然であることが明らかとなりました。特に、アスベストの有無や建物の築年数などが適切に評価されていなかったのです。

この情報と証拠をもとに、相手方と交渉し、最終的には和解に至りました。もし裁判所が選任した鑑定士の評価に従って調停が進んでいた場合、依頼者の利益は大きく損なわれていたことでしょう。

この案件は、信念を持ち、最後まで依頼者の権益を守るために尽力した結果として、非常に印象的なものとなりました。

相続分野に取り組むことのやりがいを教えてください。

相続問題は感情的な対立が生じ、問題解決後にも当事者間に不和が残る可能性があります。そのような状況に対して、第三者として介入し、対立を和らげながら問題を解決することにやりがいを感じます。

金銭的利益だけが依頼者の幸福に繋がるわけではありません。相続問題は依頼者と家族とのその後の関係にも深い影響を及ぼすため、依頼者の将来を考慮しながら解決策を見つけることが重要です。

非常に複雑で困難な分野ですが、依頼者の明るい未来に繋がる解決ができたときは、とても大きな喜びがあります。

他士業との連携で、包括的な解決を提供

相続問題を弁護士に相談することのメリットを教えてください。

昨今はインターネットで様々な情報を調べることができます。しかし、医学の知識がない人が病状を正確に判断できないのと同様に、無数にあるインターネット上の情報から、正しい相続の情報が得られるとは限りません。誤った情報を信じて、取り返しのつかない状況に陥ってしまうこともあります。

弁護士は依頼者の具体的な状況を考慮し、カスタマイズされた解決策を提供しますので、自分に合った適切なアドバイスを受けることが可能です。

相続問題の中には、期限が設けられている相続放棄など、早急に対応しなければいけない問題もあります。迅速かつ適切に問題を解決するためにも、決して独断で動かず、なるべく早く弁護士に相談することが大切です。

相続分野における事務所の強みを教えてください。

司法書士、税理士、相続診断士などの他士業と連携を取っていますので、相続に関する幅広い問題や手続きに対して効率的かつ総合的なサポートが提供可能です。

また、当事務所では依頼者の話にじっくりと耳を傾け、感情に寄り添った解決を重視しています。

初回相談は通常1時間無料で実施していますが、少し時間をオーバーしても追加料金は発生しません。依頼者が安心して相談できる環境を整え、問題の本質を把握するために時間をかける姿勢を大切にしています。

相続分野に関して、今後の展望を教えてください。

高齢化社会が進む中で、昨今は身寄りがない高齢者が増えています。老後を1人で暮らすことの不安を解消するため、亡くなった後の様々な事務手続きを引き受ける「死後事務委任契約」に取り組んでいます。

既存のリーガルサービスに加え、時代の変化に合わせた様々なニーズに応えながら、より多くの人の力になれるよう尽力していきたいと思っています。

最後に、相続のトラブルを抱えて弁護士への相談を検討している方に向けて、アドバイスやメッセージをお願いします。

ご自身の悩みやトラブルについて、インターネットの情報だけで判断してしまうのはとても危険です。相続問題で困ったことがあれば、早めにご相談下さい。相続問題に関する知識と経験が豊富な弁護士が、問題解決に向けてサポートいたします。