相続弁護士 ドットコム

桶谷法律事務所

多数の相続事件に携わる中で培った知識と経験を活かし、事務所一丸となってトラブル解決に取り組む

札幌市中央区の「桶谷法律事務所」代表・桶谷治弁護士に、仕事をする上で大切にしていることや事務所の特徴などについて伺いました。弁護士6人が在籍し、各弁護士・スタッフが連携して相続問題に対応している桶谷法律事務所。相続問題が生じた場合に、早めに弁護士に相談するメリットなどについても詳しくお話していただきました。(札幌弁護士会所属)

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桶谷 治弁護士
桶谷法律事務所
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インタビュー

ベテランから若手まで、6人の弁護士それぞれの知識と経験を事件解決に活かす

事務所設立の経緯を教えてください。

弁護士登録から2年後の1991年に独立し、現在の事務所を設立しました。20年近く1人で仕事をしてきたのですが、業務を拡大するにつれて依頼者から寄せられる案件の数が増え、私が単独で全ての案件に取り組むことは難しいと感じるようになりました。

弁護士が事務所に複数在籍していれば、案件の内容に応じて、最適だと思われる弁護士が対応できます。各弁護士の経験や知識を結集し、多角的な視点で案件について検討すれば、1人では思いつかなかった解決方法を見出せるかもしれません。

弁護士やスタッフの増強をはかることで、依頼者に対してより質の高いリーガルサービスを提供できる。そう考えて、人材採用に力を入れるようになりました。2023年12月現在、事務所には6名の弁護士が在籍しています。各弁護士がそれぞれの得意分野を持ち、スキルを高めるべく日々研鑽を積んでいます。各自が自身の案件に全力で対応するとともに、他の弁護士が受け持つ案件に対しても助言するなど、事務所一丸となって依頼者の問題解決に取り組んでいます。

弁護士が複数在籍することの強みを最大限に活かしているのですね。

桶谷法律事務所_集合写真

はい。当事務所には、ベテランから中堅、若手まで、様々な経歴の弁護士が在籍しています。ベテランにはベテランの、若手には若手ならではの強みや視点があり、他の弁護士の意見を聞くことで解決の突破口が開けることも少なくありません。

月に1回、担当弁護士が自分の担当案件について説明する会議があるのですが、その場でほかの弁護士がアイデアや意見を出し合い、方針を修正することもあります。

事務所内は代表を含め個室がなく、弁護士とスタッフが机を並べるオープンな環境です。メンバー同士が情報を共有し、連携して業務に取り組むことにより、解決に向けて、迅速・着実に案件を進めていきます。

依頼者の話を真摯に受け止める

事務所として大切にしているのはどのようなことですか。

シンプルですが、依頼者の話をよく聞くことです。じっくり対話できるよう、打ち合わせの時間は長めに設定しています。

ある依頼者が「5軒の法律事務所を訪ねたが、すべて断られた。」ということで、当事務所に相談に来ました。よくよく聞いてみると、この方の主張は至極まっとうで、人に伝える言葉がうまく出ないだけだったのです。他の事務所を訪ねたとき、じっくり話を聞いてもらえていれば、依頼人の本当にいいたいことも理解してもらうことができ、依頼を断られて辛い思いをすることはなかっただろう、と思いました。

トラブルの渦中にある方が自分の悩みを理路整然と伝えることは容易ではありません。依頼者に代わって、客観的な視点から状況を整理するのが弁護士の仕事です。

弁護士にとって、依頼者の話を虚心坦懐に受け止められることは非常に重要です。採用の段階でも、先入観を持たずに話を聞けるか、誠実なコミュニケーションができるか、相手の話のビットウィーンを理解し、真に相手方がいいたいことを理解できる能力があるかどうか、といったポイントを重視しています。当事務所には聞き上手な弁護士が揃っていますので、「何から話をしたらよいのかわからない。うまく話せないかもしれない。」という心配は無用です。安心して相談にお越しください。

依頼者だけでなく、交渉などの相手となる方から適度の信頼を得る能力も必要です。依頼者の権利を守りつつ、相手方の主張にも真摯に耳を傾けて、依頼人及び相手方双方から、信頼を得られる対応を心がけています。

相続人同士の対立を鎮め、法的観点から紛争解決をサポート

相続について、どのような相談が寄せられますか。

手続きの進め方に関する疑問や、相続人同士の紛争解決の相談など、様々な事案が寄せられます。特に多いのは、被相続人の生前の金銭管理に関する相談です。例えば、被相続人の財産を調べたところ、一時には千万円あるいは億円単位で預貯金の残高があったのに、いつのまにか残高が減っていた場合に、「生前、親と同居していた相続人が不正に金を使い込んだのではないか?」との疑いが生じ、相続人同士でトラブルになるようなケースです。逆にそのように疑われた側からの相談も相当数あります。

また、このような相続発生後の紛争を防ぐために、遺言を作成したいという方からの相談も多く承っています。

相続事件は、相続人同士の関係性や人数、財産の内容などによって、問題解決のプロセスが大きく異なります。依頼者との対話と丁寧な分析によって事案の特徴を掴み、それぞれに最適な見通しを立てていきます。

事件終了後も家族・親族としての関係が続くことも、相続事件の特徴です。遺恨を残す結果にならないよう、皆様それぞれの意向を汲み、依頼人、相手方の関係者全員が納得できる着地点を目指して対応を進める過程にやりがいを感じます。

相続のトラブルが起きた場合に、弁護士に依頼するメリットを教えてください。

法律に基づく解決の道筋が見えてくることです。例えば、財産の取り分をめぐって相続人同士で揉めているという場合。当事者だけで話し合うと、法律のルールを無視して自分たちの感覚で取り分を決めようとするケースが少なくありません。それぞれが自分の主張を通そうとして対立し、いつまで経っても協議がまとまらないという状況が発生するのです。

弁護士に依頼した場合、法律の専門家としての立場で相続人の間に入り、法律のルールに基づいて話合いを進めていきます。一見法律的には難しいように見えるが、ご自身の主張が正しいと思いっている方に対しては、どうしてそのようにお考えであるのか、その真意を探求したうえで、法的にはその主張が認められるのかどうかを丁寧に説明します。法律の正しい知識を伝えて誤解を解くことで、停滞していた交渉がスムーズに進み始めるケースもあります。

当事者だけで話し合ってもなかなか状況が前に進まない…。そのような場合、弁護士のサポートを受けることが解決への近道かもしれません。法律知識と紛争解決のノウハウ、そして第三者であるからこその俯瞰的な視点に立ち、状況に即した最適な方法でトラブルを解決します。

相談はお早めに。早めにボタンの掛け違えを直し、関係修復に尽力

相続トラブルを抱えて悩んでいる方に、メッセージをお願いします。

相続トラブルは、些細な誤解や言い争いをきっかけに発生し、どんどんエスカレートしていくケースが少なくありません。「ボタンのかけ違え」をいかに早く直し、関係悪化を食い止められるかどうかが、早期解決のカギを握ります。

相続人同士の信頼関係にヒビが入っている状態では、お互いが疑心暗鬼になっているため、一方がどのような話をしても、相手はハナからその話を信じようとはしません、そこで、自力で話合いを進めようとしても亀裂が深くなるばかりです。当事者だけで無理に対処しようとせず、早めに弁護士に相談することをお勧めします。

当事務所はこれまで30年以上にわたり、多数の相続事件を手がけてきました。その中で培った経験と知識を駆使し、円満解決に向けて尽力します。税理士や司法書士と連携して業務をおこなっているため、税金や登記の手続きも一括で対応可能です。

まずは状況を詳しく伺い、問題解決のための道筋を検討していきます。初回相談は無料で承っていますので、お気軽にご連絡ください。